「GIGA」はボタンをプッシュするだけで膨らむポンプ内蔵インフレータブルテント。米国サンノゼに本拠をおくAerogogoが開発しました。
ボタンをプッシュするだけで膨らむテント「GIGA」
“キャンプ初体験”の人が増えていることに対応してデザインされたテント。初めてのキャンプではうっかりポールを折ってしまうなど、テントの設営に失敗することも。中にはそれで嫌になってしまって、二度とキャンプに行かないと決意する人もいるのだとか。
もうキャンプなんて嫌だ!…ってなる人も?(いないと思うけど?)
「GIGA」はそのような原因によるキャンプ嫌いを減らす目的でデザインされていて、ボタンをプッシュするだけで60秒で設営が完了します。すでにインフレータブルテントは数多く販売されていますが、それらとの違いはポンプが内蔵されている点。これにより、「ポンプをテントにつなげられない」という問題の発生を防げます。
開発者は、「掃除はロボット掃除機が、皿洗いは食器洗浄機が自動でやってくれるのだから、キャンプでのテント設営も自動になるべき」、と考えて「GIGA」を設計したのだとか。
この思いつきが正しいかどうかには疑問符も付きますが、「GIGA」のテント設営機構自体は立派!スイッチオンから60秒後にはテントの四隅に設置されたインフレータブルエアポールの空気圧は30kPaに達し、テントを支えます。
30kPaの空気圧でテントを支えるインフレータブルエアポール
テントにはロープとペグも付属しており、テントをしっかりと固定できます。
ポンプは内蔵のバッテリーで稼働します。バッテリーの充電はUSB Type-Cケーブル経由で行い、フル充電すればテントポールを30回膨らませられます。
サイズは210x210x136cm。大人2人と子ども2人が就寝できるとされています…が、実際には、大人2人はともかく子どもは2人は厳しそうに見えます。
室内にはランタン吊り下げフックが装備されるなど
快適そうではあります
撤収後は幅50x奥行20x高さ20cmのバッグに収納でき、重さが3.55kgと軽量であることも合わせ、簡単に持ち運び、収納できます。
Aerogogoは、「GIGA」にぴったりのエアマットレスも販売しています。こちらもスイッチをプッシュするだけで膨らむ仕組み。充電にもUSB Type-Cケーブルを使用します。マットレスの厚さは14cmとなり、地面からの冷たさや湿気を遮断するとしています。
テント一杯に敷き詰めるにはシングル1枚とダブル1枚が必要
撤収後は直径14x高さ30cmのバッグに収納できます。
Aerogogoはテントとマットレスの先行販売をクラウドファンディングサイトKickstarterで実施中。入手方法や入手に必要な金額などについて詳細はKickstarter内のプロジェクトページ「GIGA! One Button Automatic Inflatable Tent and Mattress」で確認してください。
テントとマットレス2種を合わせてもこんなにコンパクト!
また、Aerogogoはキャンペーン終了後には米国Amazon.comなどでも「GIGA」を販売する予定。クラウドファンディングは苦手という方は、キャンペーン終了を待ってAmazonなどで購入するのもありかもしれません。