
「TreeLine System」は空中での宿泊を可能にするテント。米国ユタ州に本拠をおくSLOUSIが開発しています。

本体をアームで木に固定し、その上で就寝するという仕組みを持ったテント。ハンモックとは異なり4本のアームでがっちり固定されるためゆらゆらすることなく、安定した空中テントとして機能します。

また、アームで固定されるベース部分は平らで丈夫なのも安定感に貢献。テント利用者をしっかりと支えてくれるので、安心して就寝できます。

従来のテントでは、岩場などで眠るのは困難でした。そのような場所で眠るには分厚いマットレスが必要となりますが、キャンプ場所に分厚いマットレスを持ち込むのは、徒歩キャンプではほぼ不可能でした。

マットレスをかついで岩場キャンプにチャレンジしました
(諸説あります)
「TreeLine System」を利用すればそのような苦労をしなくても、雪や木の根、岩や川の上など、従来のテントだと背中が痛くなったり冷たくなったり、濡れてしまったりするような場所で比較的簡単に就寝できるようになります。

オールインワンであるのも、「TreeLine System」の特徴。パッドや寝袋はすべて「TreeLine」のベース部分に合わせたサイズにカスタムメイドされていて、ぴったりと装着できます。このため就寝時にこれらがずれることなく、快適な睡眠を得られます。

SLOUSIは現在、「TreeLine System」の製品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。入手方法などについて詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「The TreeLine System by SLOUSI」を参照してください。

それなりに大変みたいです……。