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塩ビパイプでエアレスタイヤを作ろう!The Qが製作手順を動画で解説…高い技術力があれば低コストで製造できる


今年ミシュランが国際モーターショーIAA MOBILITY 2021で公開テストを実施したエアレスタイヤ「Uptis」。パンクの心配なくドライブを楽しめる上に、廃タイヤが減って環境への負荷も減らせるかも?ということで大きな注目を集めました。

参考画像:ミシュランが開発中のエアレスタイヤ「Uptis」

とはいえ、ミシュランの「Uptis」が発売されるのは2024年とちょと先なんです。自転車用のエアレスタイヤだとブリジストンが開発を進めていて、2017年にプロトタイプを装着した自転車が発表されましたが、未だ発売には至っていません。

参考画像2:ブリジストンのエアレスタイヤ

そんな中、YouTubeで自主製作動画を公開するチームThe Qは、自転車用エアレスタイヤを自作する動画を公開しました。おそろしく手間はかかりますが、おそろしく低価格でエアレスタイヤをDIYできてしまいます。

The Qによる自転車用エアレスタイヤ
低コストと高技術力が売りです

まずは自転車を1台用意し、ホイールを取り外します。続いてホイールからタイヤを外せば準備は完了。ホイールの横幅を計測してホームセンターに向かいましょう。

ファットタイヤを装備した自転車が良いみたいです

ホームセンターでは塩ビパイプを入手します。望ましいパイプはタイヤとして使っても割れない強度と、段差越えなどでのショックを吸収できる柔軟性。その両方を持ち合わせ、先ほど計測したホイールサイズにあったものを購入します。

強度不足の塩ビパイプはNG

あとは塩ビパイプを適切な長さにカットしてボルト&ナットで接続し、ホイールの上に取り付けます。このままだと走行感がいまいちなので、先ほど取り外したタイヤの設地部分をカットして塩ビ上に貼りつけます。

塩ビパイプを

適切な長さにカットして

ボルト&ナットで接続します

これをホイールに取り付ければエアレスタイヤに!

こうして仕上がったエアレスタイヤは、遠くから見るとミシュラン製やブリジストン製に見えなくもない、塩ビパイプだと気付かれることはまずないであろう外観を実現しています。

The Qの技術力、年々高まってる気がします

このエアレスタイヤでは、ホイール上に横に3つ塩ビパイプを並べています。The Qはその3つをずらして配置し、より美しい外観に仕上げました。

ずらして装着することで
デザインと強度がアップします

走行の様子については以下のThe Qのビデオで確認してください。ビデオは3分17秒の走行シーンからスタートしますが、製造手順を知りたい方はビデオを最初から視聴することをおススメします。なお、自分で製造すると材料費はあまりかからないかもしれませんが、工具の購入費用はそれなりにかかります。もしかしたら(しなくても)ブリジストンが発売するのを待った方が、総費用は安くなる…という点にはご留意ください。

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