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馬力じゃない 空力なんだ! 世界最速402km/hを目指す “空力のスーパー電動バイク”「WMC250EV」


英国White Motorcycle Conceptsは「WMC250EV」を6月23日にオンラインイベントで公開しました。 世界最速402km/hを目指す電動バイクです。


世界最速の称号を得るために、空力特性にこだわったのが特徴。「V-Air」と呼ばれる巨大なホールがボディをフロントからリアまで貫き、ここに空気を通すことでバイク全体の空気抵抗を減らしています。


バイクライダーのライディングポジションも可能な限り低く設定。これらにより従来の量産バイク比で69%も空気抵抗を削減し、Cd値では驚異の0.118を実現しているのだとか。


「V-Air」はまた、ダウンフォースを高め、走行中の安定性向上にも貢献します。


ドライブユニットは前後輪駆動方式で、トータルでの最高出力は134PSと意外にも控えめな数値。このマシンはあくまでも空力で世界最速を狙うようです。


White Motorcycle Conceptsのゴールは、「WMC250EV」で2021年に英国最速記録を、2022年には世界最速記録を樹立して「V-Air」技術に対する注目を集めること。また、「V-Air」技術が電動バイクのスピードアップに有効なことはもちろん、航続距離を延ばせることも証明していきます。White Motorcycle Conceptsによれば、「V-Air」を搭載した電動バイクはそうでない電動バイクに比べ、航続距離が最大で2倍になるのだとか。

電動バイクに搭載されるバッテリーは著しい進化を遂げてはいますが、従来のガソリンバイクと比べれば航続距離はまだ劣っています。でも、バッテリーの進化に「V-Air」技術が加われば、電動バイクでもより遠くまで行けるようになるはず。電動バイクはデザインの自由度が高いので、「V-Air」を取り入れるのは技術的には容易であると、White Motorcycle Conceptsは考えます。


White Motorcycle Conceptsは今後他のバイクメーカーに対し、「V-Air」技術の採用を働きかけていくとしています。
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