トライアンフは新型Speed Triple 1200 RSの予約受付を1月27日に開始する。販売開始は2021年4月上旬の予定。
パワーユニットには、最高出力180PS/10,750rpm、最大トルク125Nm/9,000rpmを発生する最新の1,160ccトリプルエンジンを採用。Speed Triple史上最もパワフル＆トルクフルなエンジンで、高い加速性能を実現している。レッドゾーンは650rpm引き上げられてレブリミットは11,150rpmまで高回転化され、アクセルに対する応答性も向上した。
吸気/排気ともに流れがスムーズになったインテーク＆エキゾーストシステムにより、これまでに製造された中でも最高のサウンドを発生させる。クランクシャフトの慣性が12％低減されたことで、よりシャープな感覚と、さらにシャープなサウンドを実現した。
軽量になったスリップアシストクラッチを搭載。クラッチプレートの数を減らし質量を最小限に抑えることで、クラッチの感触を改善しつつ高速走行でのダウンシフト時のコントロール性を最大化した。
ギアボックスはコンパクトになったスタック型6速タイプ。シフトチェンジは先代モデルよりもスムーズになり、ギア比が最適化されている。
ライディングポジションはよりコントロール性を高めたものに。ハンドルバーは13mm幅が広くなり、コントロール性を高めている。フットレストポジションは先代モデルからわずかに内側に移動し、ライディングポジションが改善された。シートの形状と構造も改善され、シート高は830mmとなった。
足元では、フロントとリアの両方にOhlins製フルアジャスタブルサスペンションを搭載した。フロントには、プリロード、リバウンドダンピングおよびコンプレッションダンピングが調整可能なOhlins製NIX30倒立フォークが、リアにはプリロード、リバウンドダンピングおよびコンプレッションダンピングが調整可能なOhlins製TTX36ツインチューブ式モノショックが採用されている。
制動系ではフロントとリアの両方にBrembo製ブレーキが搭載された。フロントでは320mm径フロントディスクを備えた新型の高性能なBrembo製Stylemaツインラジアルモノブロックフロントキャリパーが搭載され、サーキットに対応した制動力を確保する。リアには、Brembo製シングル2ピストンリアキャリパーが搭載された。
5インチTFTディスプレイを搭載。ディスプレイのレイアウトでは、配色が異なる2つのディスプレイテーマを利用できる。ユーザーインターフェースが一新され、先代モデルよりも多くの調整を走行中にできるようになった。
ライディングモードは「レイン」「ロード」「スポーツ」「トラック」「ライダー」の5種が用意されている。ライドバイワイヤースロットルシステムのおかげで、スロットルレスポンスは選択したライディングモード、トラクションコントロール、ABS設定に応じて調整される。
カラーバリエーションとしては、レッド×シルバーのグラフィックが施された「サファイアブラック」、ブラック×シルバー×イエローのグラフィックが施された「マットシルバーアイス」が用意された。
メーカー希望小売価格は199万9,000円。