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メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」、注文受付を開始 ― 最も大幅に改良されたモデル

メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」の注文受付が6月6日に開始された。納車は8月下旬以降になる予定。


メルセデス・ベンツGクラスは、1979年に誕生したクロスカントリービークル。基本的なスタイリングなどは維持しつつ、パワートレインや装備を変更しながら進化を続けてきた。

今回発売される新型は、歴代Gクラスの中でも最も大幅に改良されたモデル。誕生時から継承されている伝統を、最新技術でアップデートしている。


新型Gクラスでは、ラダーフレームが新設計された。最大3.4ミリ厚のスチール鋼板を「ロ」の字型にした鋼材から制作し、MAG溶接技術で組み立てることで、強度、剛性、安全性を高めている。


サスペンションは、Gクラス開発チームとメルセデスAMG社が協業。フロントのダブルウィッシュボーン独立懸架サスペンションと、リアのリジッドアクスルを組み合わせて開発した。


エンジンには、4.0リッターV8気筒直噴ツインターボエンジンをベースに開発されたM176型が搭載された。最高出力422PS/310kW、最大トルク610Nmを発揮する。今回の改良では気筒休止システムを採用し、燃費効率を向上している。


エクステリアは、Gクラス独自のデザインを踏襲したものとなった。今回の改良では、新デザインのフロントラジエターグリル、フロントバンパー、丸形のLEDヘッドライト/LEDリアコンビネーションランプが採用され、Gクラスの個性を色濃く残しながらも、最新のメルセデスデザインによって大幅にアップデートされている。


インテリアでは、エクステリアパーツがモチーフとされたデザインが特徴。例えば円形ヘッドライトの形状は、インテリアでは左右のエアアウトレットなどに踏襲され、、Gクラスらしさを強調している。


新デザインのインストゥルメントパネルは、12.3インチの高精細ワイドディスプレイ2枚が1枚のガラスカバーの下で視覚的に融合したワイドスクリーンコクピットとなった。コントローラーを備えたタッチパッドが採用され、触覚的な反応と車載スピーカーからの音によるフィードバックで、路面から目を離すことなく操作できる。


安全運転支援システムを搭載。車間距離を適切に維持し、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や、衝突回避をサポートする「アクティブブレーキアシスト(歩行者検知機能付)」などを含めた「レーダーセーフティパッケージ」が全モデルに標準装備された。

安全性に加え、利便性を向上する装備として、車両周囲の状況をモニターする「360度カメラシステム」や、縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」も標準装備されている。



オフローダーとしての「Gクラス」に、AMGのモータースポーツで培ったテクノロジーを搭載したパフォーマンスモデル「メルセデスAMG G 63」も登場した。


エンジンには最高出力585PS(430kW)、最大トルク850Nmを発揮するAMG 4.0リッターV8直噴ツインターボ「M177」が搭載されている。


専用装備としては、AMG強化ブレーキや、AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションが採用された。


メーカー希望小売価格は「G 550」が1,562万円で、「メルセデスAMG G 63」が2,035万円(消費税込み)。

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