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キヤノンがロケットをつくる?―商業宇宙輸送の新会社を設立


キヤノングループのキヤノン電子など4社はロケット開発に関する新会社を立ち上げる。今後の成長が見込める、小型衛星の打ち上げ需要を取り込む狙いだ。

会社名は「新世代小型ロケット開発企画」。資本金は1億円で、キヤノン電子が70%を出資し、ほかにIHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行が各10%を分担する。

小型衛星の打ち上げは、世界規模で成長が見込める分野。新会社はまずロケット開発がビジネスとして軌道に乗るかどうか検討する。

また出資する各社が持っている知見・ノウハウを役立てる。例えばキヤノン電子は民生機器の量産やコスト削減について、IHIエアロスペースはロケットの開発やシステムインテグレーションについて、宇宙関連のコンサルティング子会社を持つ清水建設は宇宙輸送サービスに必要となる各種インフラについて、日本政策投資銀行はエクイティファイナンスについて、といった具合だ。

新会社は2017年末以降に事業会社へ移行する予定だそう。
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