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有休「取得しづらい」社会人の約半数―希望は「買い取ってほしい」がトップ


会社員の約半数が有給休暇(有休)を取得しづらいと感じている。しかし有休について最も希望することは「会社に有休を買い取ってほしい」が最も多いという。ビッグローブが調査結果をまとめた。

この調査は7月18日、19日、スマートフォンを所有する全国の20~50歳代の社会人男女1,000人を対象にアンケート形式で実施した。

有休を取得しづらいと感じる人は49.7%。理由は「職場の空気」が33.6%で最も多い。年齢別にみると20歳代は「上司・同僚が有給休暇を取らないから」が32%と多め。


周囲の人が有給休暇を取ると何を感じるかという質問に対しては「取れるならどんどん取ったほうが良い」が34.6%、「自分も取りたい」が31.9%とどちらかといえば好意的な意見が多く、イライラするとか怠慢だとかいった声は少数派。


ただ「自分が勤務する会社は有給休暇を取りやすくする工夫がない」と感じる割合が74.4%で、特に管理職に比べ一般職の方がそうした意見が多くなる。

有給休暇を取りやすくするために変えるべきは何かと質問したところ、「会社の制度」と回答した人が66.6%となり、「個々の意識」の33.4%を圧倒した。

ただ有給休暇に関して最も希望していることを質問すると、なんと「有給休暇の買い取り」と回答した人が45.3%とトップになり、「働き方改革」の一環として注目を浴びる「休暇日数の増加」の20.8%を大きく上回った。


取得しづらい休みよりいっそ報酬への還元の方が望ましい、という考えは以前からインターネット上でも漏れ聞こえるが、あらためて一定の支持を得ていることが明らかになったかたちだ。
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