ベビーカーのイメージ

2017年に生まれた子供(こども)の名前として特に人気が高いものを見ると、男の子では「悠真」「悠人」「陽翔」、女の子は「結菜」「咲良」だった。明治安田生命保険が調査結果をまとめた。

この調査は1984年に実施して以来、29回目となる。今回は明治安田生命の個人保険、個人年金保険の加入者から2017年生まれの男の子8,300人、女の子8,030人の名前を聞いた。


男の子の名前は「おおらかさ、ゆったり」という意味がある「悠」の漢字を用いた名前がトップになったが、これは最近の風潮を反映したものと、明治安田生命は主張する。

さまざまな分野で人工知能(AI)やロボットによる自動化(RPA)、ドローンの活用などによる生産性の向上が図られているが、こうした速度や効率化を求める傾向への反動から、「ゆとりをもって自分らしく生きてほしい」という親の願いがあらわれた、というのだ。やや考えすぎではないかという気もするが、興味深い分析ではある。

女の子の名前のうち「結菜」が含む「結」の漢字は、6位の「結衣」、9位の「結愛」にも入っている。人と人とのつながりの尊さをあらためて実感したことが結の字の人気につながっていると、明治安田生命は見ている。

「咲良」については桜の花を連想する。またひらがなの「さくら」という名前も人気が高く、さらに女の子の名前を漢字、ひらがななどを問わず、読み方だけでみると「サクラ」が最も多い。なお男の子の読み方トップは9年連続で「ハルト」が最多となっている。