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日本初―燃料電池バイク、ついにナンバー取得、いよいよ公道走行へ

「バーグマン フューエルセル」

航続距離は120km

燃料電池式スクーター「バーグマン フューエルセル」が、ナンバープレート(車両番号票)を取得した。いよいよ公道走行を開始するという。開発元のスズキが明らかにした。

バーグマン フューエルセルは、水素を燃やして電気を生み出し、モーターを回して走行する。

街乗り向けスクーター「バーグマン200」をベースに、軽量、小型な空冷式の燃料電池を搭載。水素タンクをフレーム内に配置しており、ガソリンエンジン式とあまり変わらぬ外観を特徴としている。リチウムイオン電池も備え、発生した電気を無駄なく回収し、あとで補助動力として使える。

ベースモデル「バーグマン200」、FC化後もあまり外観は変わらなかったと分かる

タンクに圧縮水素をフル充填(じゅうてん)すれば、時速60kmの定地走行で120kmの距離を移動できるそう。

最高時速は75km。最高出力は4.5kW/7,650rpm、最大トルクは23N・m/1,870rpm。乗員定員は2人だ。サイズは2,095×740×1,365mm。車両重量は199kg。

すでに四輪の分野ではセダンに加えバス、トラックなどの研究開発が進む燃料電池車だが、二輪の世界でも着実に実用化が近づいているもよう。

国交省も「日本発!」と見出しをつけてナンバープレートの交付を発表。燃料電池スクーターの公道デビューを祝っている。二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)をまったく排出しない点に着目し、環境への配慮からも普及に期待している。
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