英国のバイクブランドRoyal Enfield(ロイヤルエンフィールド)は新型「Classic 350」を3月下旬頃から日本で販売開始する。4エディション、計9種類のカラーリングでの展開。
「Classic」の起源となるのは1948年に発売された「Model G2」。量産モデルにスイングアーム式リヤサスペンションを初搭載した画期的なバイクとして注目を集めた。
この「Model G2」のデザインをベースに2008年に登場したのが「Classic 500」と「Classic 350」。シンプルでエレガントなデザインという「Model G2」のコンセプトはそのままに、「ユニットコンストラクションエンジン(UCE)」を搭載して人気を博した。
新型「Classic 350」はこのレガシーを受け継ぎ、レトロな魅力は残しつつシャシーとエンジンの改良などで更なる進化を目指している。
ドライブトレインには「Meteor」にも搭載された349cc空冷単気筒エンジンと、5速トランスミッションの組み合わせが採用された。最高出力20.2bhp(英馬力)、最大トルク27Nmを発生するエンジンは力強い低音域のサウンドとリニアなパワーをライダーに提供する。
制動系ではデュアルチャンネルABSと前後ディスクブレーキが装備された。
液晶パネルを搭載したデジタル・アナログ式のインストルメントクラスターを新採用。現代的な要素を取り入れている。ハンドルバーの下にはUSB充電ポートが装備された。
純正アクセサリーでは、特定のテーマに沿った35種類のオーダーメイド・オプションが含まれており、ライダーは好みに応じてバイクのフォルムと機能をカスタムできる。
新型「Classic 350」には「Classic Chrome」「Classic Dark」「Classic Signals」「Halcyon」という4つのエディションが用意されている。それぞれの特徴は次の通り。
Classic Chrome(クラシッククローム)
1950年代英国バイクの雰囲気を持つプレミアムなエディションで、1950年代にロイヤルエンフィールドが付けていたタンクバッジを装備している。カラーは「Chrome Red(クロームレッド)」と「Chrome Bronze(クロームブロンズ)」の2色。販売価格は60万3,900円。
Classic Dark(クラシックダーク)
「Classic Dark」は、「Classic 350」を都会的にカスタムしたモデル。アロイホイールとチューブレスタイヤが装着されている。カラーは「Stealth Black(ステルスブラック)」と「Gunmetal Grey(ガンメタルグレー)」の2色展開で、販売価格は60万600円。
Classic Signals(クラシックシグナルズ)
「Classic Signals」はロイヤルエンフィールドと軍の歴史を記念して作られたモデル。バッジやグラフィックが施され、タンクには固有のナンバーが刻印されている。カラーは「Marsh Grey(マーシュグレー)」と「Desert Sand(デザートサンド)」の2色展開。販売価格は58万3,000円。
Halcyon(ハルシオン)
Classicのレガシーを讃え、レトロクラシックな外観を纏ったモデル。カラーは、「Green(グリーン)」「Grey(グレー)」「Black(ブラック)」の3種展開。販売価格は57万7,500円。