【スペースデータと東京大学の共同研究】宇宙ステーションとロボットへのAI技術活用:2023年10月に研究開始 画像1

スペースデータ、宇宙ステーションや宇宙ロボットへのAI活用に関する研究開発を開始

スペースデータは東京大学先端科学技術研究センターと共同で、宇宙ステーションや宇宙ロボットへのAI活用に向けた研究開発を開始しました。

背景と概要

スペースデータはデジタル技術と宇宙技術を融合し、新しい宇宙ステーションおよび宇宙ロボットの技術開発に取り組んでいます。AIの活用はこの取り組みの中で不可欠です。東大先端研の知能工学分野と連携し、AI技術を宇宙ステーションのシステムやロボットに応用し、自律的な運用を目指します。


宇宙ステーションの自律化

「データ駆動型のシステム健全性監視」の技術を宇宙ステーションのシステムに応用し、既存の運用データを基にAIによって宇宙ステーションのシステム健全性監視を自動化します。専門家の高度な知見が必要だった運用業務を自動化・自律化するアプリケーションの開発も計画されています。

宇宙ロボットへのAI搭載

宇宙ステーションや月での活動を行う宇宙ロボットにおいて、AIを活用した自己位置推定や地図作成技術を開発します。さらに、宇宙飛行士とのコミュニケーションや作業支援など、AIの様々な活用も検討されています。


東京大学 先端科学技術研究センター 知能工学分野について

東大先端研の知能工学分野では、人工知能および機械学習に関する研究を行っています。特に、システムの状態に関するデータおよびラベル情報が不足している場合に「教師なし学習」を用いて正常挙動を推定し、専門家知識に基づくモデルを活用する方法を研究しています。さらに、人工衛星や生産プラントなどの大規模で複雑な人工システムの正常稼働をデータから監視する技術である、データ駆動型のシステム健全性監視技術を開発しています。

矢入健久教授のプロフィール

矢入健久教授は1971年生まれ。東京大学工学部航空学科を卒業後、同大学院工学系研究科修士課程、博士課程を修了しました。現在は東大先端科学技術研究センターで教授を務めており、専門は機械学習・確率推論、異常検知・診断です。

スペースデータについて

スペースデータは「宇宙」と「デジタル」の融合を目指し、人工衛星、宇宙ステーション、月面探査などの宇宙技術と、AI、3DCG、デジタルツインなどのデジタル技術の融合を進める研究開発スタートアップです。「新しい宇宙を作る」をビジョンに、革新技術の発明・特許化・実用化を行っています。



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