
「Grillbb」は、トウモロコシを燃料に使うバーベキューコンロ。「経済的な上に煙が出ない&匂いがおいしそう」を売りにしている製品です。

使用するには投入口から燃料となるトウモロコシを入れます。電源スイッチを入れるとローラープッシャーが回転し、トウモロコシを燃焼部へと運搬。続いてヒーティングロッドが発熱してトウモロコシに点火します。このトウモロコシの炎で、肉や野菜を焼くという仕組みです。




開発元によればトウモロコシを燃料にした場合、煙がほとんど発生しないため、食材や調理人の服に嫌なニオイが付かないのだそう。むしろ、コーンの匂いでおいしく感じられることもあるそうです。

「Grillbb」からはほとんど煙がでません(画像左)
高い経済性も「Grillbb」の特徴。1kgのトウモロコシで、90分間肉や野菜を焼けます。90分間の燃料代としては、プロパンガスや木炭よりも安いそうです(米国などいくつかの国の場合)。

「Grillbb」は折り畳み式のグリル。折り畳んだときのサイズは50x31.5.24cm、重さは12kgで、クルマのトランクに入れて持ち運べます。使用時に本体をオープンすればフタがサイドテーブルになるので、食材を置いたり、事前調理したりできます


「Grillbb」を開発したGrillbbチームは現在、「Grillbb」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。「Grillbb」の入手方法や入手に必要な必要な金額などについて詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「The Automatic Ignition Smoke-free Corn Power BBQ Grill」で確認してください。

「トウモロコシは燃料にするのではなく、焼いて食べた方が良いのでは?」
筆者などはそう思ってしまうのですが、米国ではトウモロコシから作られたバイオエタノールが実用化されていて、生産されたトウモロコシのかなりの部分が燃料化されています。「トウモロコシをバイオエタノールに変換してから燃やすのであれば、トウモロコシのまま燃やした方が無駄が無いのでは?」というのが、「Grillbb」開発の動機となっているようです。

コーヒーをいれられます