カセットコンロの上で鍋を自動回転させ 食材にまんべんなく火を通すBOGEERの回転調理器が販売されています。
調理するには鍋に食材を入れてフタを閉じ、調理器本体に固定します。続いて調理器本体をカセットコンロの上に載せて調理タイマーをセット。カセットコンロに点火したらスイッチをオンにすれば、自動調理が開始されます。
本体をカセットコンロの上に載せます
調理の間はモーターが鍋を回転させ、カセットコンロの炎が当たる場所を変えると同時に、中の食材を撹拌して焦げ付きを防ぎます。
食材にまんべんなく火を通します
同様の自動調理器としては「StirMATE」がありますが、こちらはシチューなどの煮物専用。これに対しBOGEERの回転調理器では炒め物を得意としていて、例えばチャーハンは15分ほどで自動調理できるのだとか。その他、鶏肉の炒め物なども得意としています。
煮物専用です
鶏肉の炒め物も15分ほどで完成します
BOGEERの回転調理器をキャンプに持ち込めば、炒め物を自動調理させつつ別のメニューを自分の手で作れるので、キャンプ飯の幅を広げられます。
電源には単三乾電池を2本使用。5Vのモバイルバッテリーを使用することもでき、この場合にはより高速に鍋を回転させられるほか、回転速度を調整可能になります。
台湾の通販サイトで販売されていて価格は3,000ニュー台湾ドル(約1万3,500円)前後となっています。
余談になりますが、台湾にはカセットコンロ好きが多い気がします。筆者の知り合いにも週末になるとバイクにカセットコンロを括り付けてキャンプに出掛けるという人が。その人が言うには「今住んでいるマンションにはキッチンが付いていないので、カセットコンロは自分が初めて触ったガス調理器具だった」そう。そのせいか、カセットコンロには不思議と愛着を感じるそうです。なるほどと思うと同時に、カセットコンロを使ったシャワーを開発してしまう人がいるなど、台湾の人たちの柔軟な発想力にも驚かされます。