
SUBARUが「SUBARUオリジナルデザインAWD自転車」を6月に販売開始する。「High Specモデル(ブルー)」と「Standard モデル(オレンジ)」の2車種で、台数限定での販売。

SUBARUは2016年11月に、ATB版のAWD自転車を販売。「自宅をSUBARUグッズで埋め尽くしたい」というSUBARUファンだけでなく、「雨や日にも安定して走行できそうなAWDの自転車に乗りたい」という自転車通勤者など、多くの人々から高い人気を獲得した。

今回発売されるのは、そのミニベロ版。前回のATB版とは異なり、街を軽快に走るために作られたものだ。

■AWDの仕組みは?
ベースとなっているのは、今回も「DOUBLE」によるAWD車。この自転車ではペダルを漕いだパワーは、まずは後輪に伝えられる。ここまでは通常の自転車と同じだ。だがその後、そのパワーは本体左側に取り付けられた専用パーツで前輪へと伝達され、これにより前後両輪駆動での走行を実現している。
ペダルパワーが後輪から前輪へ
「後輪から前輪にチェーンでパワーを伝えるのであれば、ハンドルが切れなくなるのでは?」そう思った人も多いだろう。ここで活躍するのが「等速ジョイント」。このパーツが、ホイールがどちらを向いている場合でも、車体左側のチェーンから伝わったパワーを右側に渡してくれる。

この画期的な機構を持つDOUBLEのAWD車に、スバル専用のカラーリング&グラフィック、そして専用アクセサリーが装備されたのが「SUBARUオリジナルデザインAWD自転車」。DOUBLEの自転車が持つ機能性にSUBARU車独自の魅力が加わった一台に仕上げられている。
■High Specモデル
「High Spec モデル」はその名称通り、ハイスペックな上級モデル。フレームデザインはスバル統一モチーフであるヘキサゴングリルをイメージしたものとなっている。ヘッドチューブには「SUBARU」のロゴマークが取り付けられ、ひと目でSUBARUブランドの自転車とわかる仕様とされた。

ドライブトレインには「Shimano SORA 9speed」が採用された。手元の変速レバーはラピッドファイヤー方式で、クロスバイクなどから乗り換えた人でも違和感を感じないで済むようになっている。ブレーキセットにはTektro/CR720が採用されている。

「High Specモデル」には専用アクセサリーとして、フェンダーとフロントバスケットが標準装備とされた。フェンダーは雨の日も走行する、自転車通勤者にうれしい装備だ。

フロントバスケットも自転車通勤者にはうれしい装備。「帰りに牛乳買ってきて!」など、自転車ならではの身軽さを頼りにされ、買い物を頼まれがちなビジネスパーソンには便利だ。

■Standardモデル
「Standardモデル」のボディーカラーは、スバル車のそれを忠実に再現したもの。SUBARUのクルマと並べても遜色のない、美しい発色とされている。
ヘッドチューブには「High Specモデル」同様、「SUBARU」のロゴマークが取り付けられた。

ドライブトレインには「Shimano TOURNEY 7speed」が採用された。ブレーキセットには「High Spec モデル」と同じ、Tektro/CR720が採用されている。

■サドルプレート
2018年はSUBARUブランド誕生60周年。これを祝い、スバル360の誕生日である「昭和33年3月3日」を表す「サドルプレート(SUBARUブランド60周年記念デザイン)」が取り付けられた。スペシャルな一台であることを示すこのプレートは、SUBARUファンの所有欲を満たすものとなるだろう。
かっこいい!
「SUBARUオリジナルデザインAWD自転車」はSUBARUオンラインショップで6月13日に発売予定。価格などは近日中にSUBARUオンラインショップで発表される。
