
工業デザイン分野で著名なイタリアの「ジウジアーロ・デザイン」の名を冠したGPSソーラークロノグラフが登場した。セイコーウオッチが5月26日に3,000本限定で発売する。
ジウジアーロ・デザインはかっこいい自動車を描きだすので有名な事務所だが、腕時計からビネガーの瓶までさまざまな工業製品も手掛けている。
今回出るのは「セイコー アストロン ジウジアーロ・デザイン 2017限定モデル」。セイコーは1983年にもジウジアーロ・デザインとアナログクオーツクロノグラフを共同開発しており、その系譜につらなるモデルだ。

2012年発売のGPSソーラーウォッチをもとにしており、定期的な電池交換が要らないのはもちろん、地球上のどこにいても衛星の電波を受信して緯度、経度、高度を特定。すばやく時差を反映して現在位置の正確な時刻を表示する。
ドライブ中のストップウオッチの操作性を向上させる目的から、ケースとバンドの中心をオフセットした構造はそのまま、スポーツカーを思わせる流れるような形状に仕上げている。
独自の時分針と秒目盛、2ピース構造の立体的なダイアルリングなど、ジウジアーロ・デザインの要素を随所に取り込んでいる。このほか1980年代に発売したかつてのモデルを想起させる黒と赤のカラーリングにイタリアンカラーをさりげなく散りばめているのも特徴。
裏ぶたはジウジアーロ・デザインのコンセプトカーのホイールをあしらい、ロゴとシリアルナンバーを表記している。
希望小売価格は30万円(税別)。