完全個室バス「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)東京大阪号」の運行が始まった。無料Wi-Fiやコンセントなどを備え、ノートPCなどを持ち込めば、インターネットカフェのように使えそうだ。
関東バスが手掛ける新たな便で、東京のJR池袋駅西口と大阪のなんば(OCAT)/門真倉庫を結び、夜を徹して高速道路を走行する。所要時間の目安は8時間40~50分。
すでにある個室付きのバスとしては西日本鉄道(西鉄バス)の「はかた号」なども有名だが、そちらはカーテンなどで区切る形式で、ドリームスリーパーは扉付きなのが特徴となる。
各個室に角度を変えられるシートや調光機能のある照明、デスクなどを備え、総座席数はわずか11という仕様だ。
ほかにオーディオ、USB、コンセント差し込み口も付いており、無料Wi-Fiも使える。宵っぱりでインターネットにつないでゲームで遊んだりニュースを見たり、Twitter、LINE、Facebookに参加する人にとっては便利な仕様だ。
温水洗浄機能付きのトイレや、独立したパウダールームもあかぬけている。
運賃は片道2万円。開業当初は記念割引で1万8,000円となっている。これは、例えばJRグループの寝台特急「サンライズ出雲」のシングルで東京―大阪間を移動する運賃に近い。予約は1か月前から可能とのこと。