
悪路走破性と居住性・快適性を高次元でバランスさせたキャンピングカー「EXPEDITION EAGLE」が、NTBから発表された。災害復興支援団体 日本笑顔プロジェクトとの共同開発で誕生した、平時にも有事にも頼もしい“エクスペディションビークル”。

エクスペディションビークル
エクスペディションビークルとは、悪路走破性に優れ、厳しい山道なども走行できるワイルドなキャンピングカー。欧米では広く知られているが、日本では輸入車や既存車両をカスタムした車が走行している程度でまだあまり知られてはいない。今回発表された「EXPEDITION EAGLE」は、日本初の量産型エクスペディションビークルとなる。悪路走破性
デパーチャーアングルを通常のキャンピングカーの2倍以上確保し、悪路走破性を高めた。また、タイヤの路面の追従性が高く、地面が複雑に隆起している険しい山道でも安定した走行が可能だ。
災害時利用
「EXPEDITION EAGLE」を有事にも頼もしいクルマに仕上げるため、企画の段階から笑顔プロジェクトとの共同開発を実施。有事に本当に役立つ車両を目指して開発を進めたという。
例えば内装では、床の多くに防水パンを敷き詰め、入口からトイレまで靴を履いたままで通れるようデザインした。これにより、災害時にも利用しやすくなっている。
「EXPEDITION EAGLE」仕様概要
ベース車両:いすゞ新型Be-cam ハイキャブ2.0t駆動方式:2WD/4WD
サイズ:車幅1,960x全高2,990x全長5,100mm
乗車人数:7人
就寝人数:4人
ソーラーパネル最大能力:600W(300Wモジュールx2台)
標準装備
鉛バッテリー×2台(鉛105 Ah×2台)/バックアイカメラ(モニター別)/充電器(外部充電コード込み)/DC・DCコンバーター(40アンペア)/冷蔵庫88L/電子レンジ/マルチルームバケッジドア/ダイネット換気扇/エントランスドア/ハイマウントストップランプ/2点式シートベルト4名/室内コンセント/室内LED照明/キッチンLEDダウンライト/室内間接照明/ガラスシンク/清水タンク19L・排水タンク19L・ポリタンク式/エントランス・マルチルーム防水パン/電圧計オプション装備
フォグライト(作業灯)/ソーラー(300W×2)/FFヒーター/オーニング/テレビ・アンテナ/ナビ(パナソニック・カロッツェリア)/ETC(ナビに準ずる)/トイレ:ラップポン 他車両価格は2WD車が984万5,000円で、4WD車が1,039万5,000円。予約受付は12月22日に開始されている。