スマートフォンをノートPCにする「XFINITUM」

「XFINITUM」は、スマートフォンをノートPCにトランスフォームするデバイス。シンガポールに本拠を置くXfinitum Teamが開発した。スマートフォンに対し、大きな画面とキーボードを追加する。

スマートフォンをノートPCにする「XFINITUM」
スマートフォンをノートPCにトランスフォームする「XFINITUM」

その最大のメリットは、“ノートPCの買い替え”を不要にすること。ノートPCでは何年か使用すると、CPUの速度やRAMの容量が不足し、買い換えが必要となる。だが「XFINITUM」は外観こそノートPCのようだが、その実態はスマートフォンに大画面とキーボードを追加するもの。CPUなどはスマートフォンのものが利用されているので、スマートフォンを買い換えれば「XFINITUM」も高速動作するようになる。

Xfinitum Teamは、「XFINITUM」であれば少なくとも7年、最大で10年程度は使用できると主張している。

スマートフォンをノートPCにする「XFINITUM」
10年後にもスマートフォンがあるのか?
という疑問は残るが…。

使用するには、iPhoneまたはAndroidスマートフォンに「XFINITUM」アプリをインストールする。続いてアプリ上で「Pair」機能を起動。これによりスマートフォンと「XFINITUM」間での接続が確立する。

接続が確立すれば、スマートフォンのパワフルな機能を、「XFINITUM」の大画面とキーボードで思う存分活用可能だ。キーボードを使用して長文のメールを打ったり、オフィス文書を編集したりできる。また、スマートフォンゲームを大画面で楽しむことも可能だ。

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スマートフォンと「XFINITUM」を接続すれば、
キーボードを使用して文書を編集したり

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客先でプレゼンをしたり、などができるようになる

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スマートフォンゲームを大画面で楽しむことも

同様のデバイスは、「Superbook」など、すでにいくつか存在しているが、それらに対する「XFINITUM」のアドバンテージは、Android OSだけでなくiOSデバイスに対応している点にあるといえるだろう。

iOSデバイスでは、カードリーダーやUSBポートは通常は組み込まれていない。「XFINITUM」を利用すれば、例えば一眼レフで撮影した画像を「XFINITUM」にコピーし、そのファイルを無線でiPhoneに転送する、といった作業を簡単に実行できるようになる。

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「XFINITUM」を利用すれば、一眼レフで使用しているSDカードを

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「XFINITUM」のカードリーダーに挿し

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ファイルをスマートフォンに転送できる

「XFINITUM」は、PlaystationやXboxを接続することも可能だ。自分の部屋にテレビがない場合、「XFINITUM」をゲーム用のスクリーンとして利用できる。

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コンソールゲームのスクリーンとして使用することも

Xfinitum Teamは現在、「XFINITUM」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、市販価格より70%安い「XFINITUM LIMITED」を100台限定98ドルで入手可能だ。LIMITEDエディションが売り切れたあとは、15.6インチスクリーンを搭載した「XFINITUM Lite」が289ドル、17.3インチスクリーンの「XFINITUM Classic」が299ドル、15.6インチスクリーンで32GBのシェアストレージが付属する「XFINITUM Pro」が349ドル、17インチスクリーンで1TBのシェアHDDが付属する「XFINITUM Delux」が499ドルで入手可能となっている。出荷は「XFINITUM LIMITED」が2017年4月、その他のバージョンが5月に予定されている。

スマートフォンをノートPCにする「XFINITUM」
価格はお手頃
画面の描画が遅れたりしないか?とか、
スマートフォンとの接続が切れやすくないか?といったあたりが気になる