「Xcape」は折り畳み電動バイク。公共交通機関の駅などから最終目的地まで移動する“ラストマイル”用の乗り物として開発された。
その最大の特徴は1秒で折り畳み可能な点。後輪を足で固定しながらシートを上に引けば、一瞬で折り畳むことができる。折り畳んだ後は、サドルを持ってキャリーバッグのように引いて持ち運ぶことが可能だ。
折り畳んだあとは、キャリーバッグのように持ち運べる
折り畳み時のサイズは47×30×101センチで、狭いエレベーターなどにも持ち込むことができるし、オープンカフェでテーブルの脇においても邪魔にはならない。重さは18.6キロと、多くのシティサイクル(いわゆるママチャリ)よりも軽量となっている。
あくまでもラストマイル向けのなので、折り畳みや持ち運びを容易にすることにフォーカスした設計。走行性能では、最高速度が時速24キロで、航続可能距離は40キロと控えめな仕様になっている。駅からオフィスまでの移動であれば、これで十分ということなのだろう。充電に必要な時間は5時間。
開発元のXcape E-scooterは現在、「Xcape」の市販化に向けクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、799ドルの出資で「Xcape Early bird」の入手が可能だ。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は1,499ドルになる予定。
日本の公道を走行するには、ミラーなどの保安部品を取り付け、ナンバーを取得する必要がある。だが、保安部品を取り付けたとしても、ナンバーを取得できるとは限らない点には注意されたい。