名刀として知られる「蛍丸」の写しを制作するプロジェクトが、クラウドファンディングで目標額の8倍超となる4,500万円超を集めて終了した。刀剣を擬人化した人気ゲーム「刀剣乱舞」の影響をうかがわせる。

このプロジェクトは、サーチフィールドが運営するクラウドファンディングサービス「FAAVO」で2015年11月に「蛍丸伝説をもう一度!大太刀復元奉納プロジェクト始動!」と題して開始した。

岐阜県関市周辺の職人たちの手により、蛍丸の写しを、現存する資料を元に制作し阿蘇神社へ奉納するとしていた。これに加え支援者にはTシャツなどのグッズを配布する計画。


目標額は550万円と設定し、開始6時間で達成したあと、11月7日に3,000万円を超え、2016年1月26日には1月4,000万円に達していた。1月29日の終了時点では支援金4,513万円、支援者3,193人を集めたそう。これは日本で行った地域振興を目的としたクラウドファンディングプロジェクトでは最高額と、サーチフィールドは説明している。

支援金の適正な管理・運用を行うため、職人である起案者らが一般社団法人「蛍丸記念刀剣文化遺産伝承会」を設立したという。所在地は岐阜県関市の「刀匠の里内鍛錬場」。

同会は刀剣に関する文化的遺産の継承、振興普及を目的にかかげる。今後は蛍丸の写しの制作を進め、2月27日には阿蘇神社奉納鍛錬を公開行事として実施予定。支援者に加え近隣住民や刀剣になじみのない人に興味を持つ機会にしたいとのこと。


長期にわたるプロジェクトになる見込みで、クラウドファンディングの告知サイトで引き続き経過を報告するとしている。