9月1日は防災の日。自宅の防災グッズを確認・補充するとともに、インターネットやスマートフォンの活用方法も見直してみては?防災についての情報収集や避難時に役立つWebサービス4つを紹介します。

■災害について広く学べる「政府広報オンライン」

地震や噴火、豪雨といった災害の知識を幅広く得られるのが、内閣府が運営するポータルサイト「政府広報オンライン」内にある「防災・減災」のページ。各災害の特徴や対策のポイントなどを、記事や動画で随時紹介しています。自宅や勤め先、旅行先など、どこでどんな災害に遭うかは予測できないもの。まずは各災害についての理解と最新情報の取得に努めたいものです。

生死を分けるかも?防災に役立つWebサービス・アプリ4選
スマートフォンアプリでも防災情報を提供
(出典:内閣府)
 
■“実家の状況”もわかる「Yahoo!防災速報」

ヤフーが提供する「Yahoo!防災速報」(iOS版/Android版、無料)は、さまざまな災害の予報・速報をプッシュ通知してくれるアプリ。現在地に加えて、自宅や実家、勤め先など最大4地点の防災速報を受け取ることができます。通知内容は「地震」「豪雨」「津波」「土砂災害」「噴火」など12種類で、これ1つあれば重要な災害情報は網羅できそう。アプリ以外に、PCや携帯電話のEメールで通知を受け取ることもできます。

いろんな危険を即座に把握 (出典:ヤフー)
いろんな危険を即座に把握
(出典:ヤフー)

■帰宅困難者を助ける「震災時帰宅支援マップ」

災害により交通機関がまひし、徒歩で帰宅せざるを得なくなった場合に役立つのがマップル・オンの地図アプリケーション「震災時帰宅支援マップ」。「首都圏版」「中京圏版」「京阪神版」を展開しています。iOS版の定価は800〜840円、Android版の定価は800円。
 
自宅までなんとか帰り着こう (出典:マップル・オン)
自宅までなんとか帰り着こう
(出典:マップル・オン)

同アプリの特徴は、野外であれば通信圏外でもGPSを使えること。自分の現在地を確認した上で、コンパスと軌跡で方向を確かめながら目的地に向かうことができます。現在地・任意の地点から、病院やトイレ、交番などのスポットを検索することも可能。徒歩での帰宅が難しい場合は、「帰宅困難者一時滞在施設」などに避難しましょう。

■家族の安否を確認するための「災害用伝言板」

災害が起きた時は、一刻も早く家族や友人と無事を確認し合いたいもの。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの各キャリアは、音声発信がつながりにくくなった場合に役立つ「災害用伝言板」サービスを、大規模災害発生時に無料で提供しています(別途パケット通信料が発生する場合がある)。

ソフトバンクが提供するiPhone版のイメージ (出典:ソフトバンク)
ソフトバンクが提供するiPhone版のイメージ
(出典:ソフトバンク)
 
同サービスでは、ユーザーが専用ページやアプリで「無事です」「避難所にいます」といった安否情報を登録。家族や友人は通知を受け取ったり、相手の携帯電話番号を検索したりすることで登録情報を確認できます。利用するキャリアや機種によって手順が異なるため、1度確認しておいた方が良いでしょう。各キャリアは、体験サービスの提供も定期的に実施しています。

ここで紹介した4つのWebサービスは、各種ある防災サービスのほんの一部。いろいろ試してみて使いやすいサービスを見つけたら、家族や友人にも勧めてみてはいかがでしょうか。