ホーム   »   自動車   »   ぱかっと開けばリビング出現! “運転中は小さく 目的地に着いたら大きく”なるキャンピングカー「Flip90」 トレーラーバージョンも開発中

ぱかっと開けばリビング出現! “運転中は小さく 目的地に着いたら大きく”なるキャンピングカー「Flip90」 トレーラーバージョンも開発中


「Flip90」は、ぱかっと開くことでリビングルームが出現するキャンピングカー。ドイツのQueensize CamperとICC Offroad Queensizeのコラボレーションによって誕生しました。


“運転中は小さく 目的地についたら大きく”をコンセプトに持つキャンピングカー。走行時には「Flip90」を折り畳んで“ドライブモード”で目的地まで移動します。 「Flip90」はピックアップトラックの荷台に装着するタイプですが、畳んでしまえば荷台からはあまりはみ出ないので、オフロード走行も可能なのだとか。


到着後はリビング部分を展開します。展開は電動なので、利用者が汗をかく必要はありません。また、本体側(ベッドルーム側)の下部にはコンロやシンク(75Lタンク付き)が装備されたミニキッチンと45L容量の冷蔵庫が隠されていて、引き出すことでリビング部分はダイニングキッチンに早変わりします。


最近はクルマのリアに装着するテントが流行していて、「Flip90」に近い機能性を提供できます。テントとの違いは「Flip90」はハードシェルだということでしょう。室内と屋外を隔てるのが布一枚だけというテントと比較して安心感があります。また、明かりが外に漏れにくいというメリットも。

内部にあるベッドはクイーンサイズで長さ2x幅1.47mと、大人二人がなんとか就寝できるサイズを確保しています。


価格は2万2,900ユーロからとなっています。


「Flip90」では、トレーラーバージョンも開発されており、こちらもピックアップタイプ同様に折り畳んで移動可能になっています。



室内はピックアップトラック装着タイプよりもずっと広く、折り畳んだ状態でも7平方メートルの面積が。展開すれば13.5平方メートルとなり、約8畳のワンルームと同じ広さの居住空間が出現します。


室内にはピックアップトラックタイプ同様、クイーンサイズのベッドを装備。ベッドは折り畳めばソファとして使用できます。キッチンのスペックなどはピックタップタイプとほぼ同じですが、スペースに恵まれているためにゆったりと配置されています。

また収納スペースが多いのもトレーラータイプの特徴。収納容量は1,015Lとなっています。


トレーラーバージョンはまだコンセプト段階で価格などは明らかになっていません。でももし日本で使うとしたら、ピックアップトラックがそれほど普及していないことを考えれば、トレーラーバージョンの方が対応可能なクルマが豊富で便利そうです。
おすすめの関連記事
関連キーワード
関連記事
Google ニュースで「インターネットコム」をフォローできます。スマホ、タブレットなどで便利に読めます。 是非フォローをお願いします!