ホンダは「Honda SUV e:concept（エスユーブイ イーコンセプト）」を北京モーターショーで世界初公開した。
「Honda SUV e:concept」は、中国で初となるホンダブランドEVの将来の量産方向性を示すコンセプトモデル。次世代の「Honda SENSING（ホンダ センシング）」として認識・予測・判断性能を向上させた安全運転支援システム「全方位ADAS」などの搭載により、新しいモビリティ価値を提供する量産車を目指して開発が進められている。
ホンダ四輪ブースではその他、「CR-V PHEV」も展示されている。中国ホンダとして初となるプラグインハイブリッド搭載車で、2021年年初に中国での発売が予定されている。
ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、バッテリーやコンバーターのシステムをさらに効率化。走行性能やレスポンス、静粛性など、日常走行のほぼ全ての領域で「最もEVに近い」フィールを実現した。
ホンダはまた中国で年内の実証実験開始を予定している次世代の安全運転支援システム「全方位ADAS」の技術訴求ブースも出展している。
「全方位ADAS」では、ワイド化されたフロントカメラと360度レーダーが車両の周辺状況をより高度に検知することで、認識・予測・判断性能が向上。高速道や一般道などにおいて、複雑かつさまざまな走行状況に対して安全運転支援を行うシステムとなる。
2020年北京モーターショーは9月26日から10月5日まで（プレスデー：9月26日～27日、トレードデー：9月28日～29日、一般公開日：9月30日～10月5日）の10日間開催される。当初、2020年北京モーターショーは4月21日から開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響により延期されていた。