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バッテリーが要らない自転車用ホイールライト「Arara」―クルマのドライバーに自転車の存在をアピール


「Arara」は、自転車用のホイールライト。ロシア シベリア地域在住のSemyon Filippovさんが開発した。

自転車用のホイールライト「Arara」
バッテリー不要で使用できる

自転車用ライトには、サイクリストのために前方の道路を照らすという役割の他、道路を走行するクルマのドライバーに自転車の存在をアピールし、事故の発生リスクを下げるという役割も持っている。「Arara」は後者の役割を果たすために開発されたホイールライトだ。

クルマのドライバーに自転車の存在をアピール

製品はLEDライトとネオジム磁石で構成されている。ホイールの回転により発電し、LEDライトが光るという仕組みだ。ホイールが回転すると同時にライトが点灯し、自転車が停止した後もしばらくは光り続ける。

ホイールの回転でライトが点灯

ライト本体とマグネットは、物理的に接触しない。だからといって走行抵抗がゼロになるわけではないが、それは無視できる程度のもの。ほとんどのサイクリストは、取り付けた後でペダルが重くなったなどとは感じないそうだ。

電磁誘導による発電のイメージ

興味深いのは、Semyon Filippovさんが公開した報道向け資料。この中でSemyon Filippovさんは、「Arara」が寒い場所でも機能することをしきりにアピールしているのだ。バッテリーは気温がある一定以下に低下すると機能しなくなるが、「Arara」であればマイナス15度でも問題なく動作するという。これがこの製品のアピールポイントだと考えるあたり、シベリア在住者は日本人とはちょっと違うな、と感じる。

極寒のシベリアでもライトが点灯

Semyon Filippovさんは2月13日から、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを開始予定。価格などをキャンペーン開始時に発表する。出荷は2018年第4四半期を目指すとしている。

オリンピック?
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