テレビやディスプレイになるなど、窓にさまざまな機能を持たせる「未来窓」の構想を、YKK APが発表した。
第1弾として、将来の製品の雰囲気を伝えるコンセプトモデル「M.W.(MODULE WINDOW)」が登場した。それぞれ異なる機能を持った窓をいくつか組み合わせ、ライフスタイルに合った使い方ができる。
「光の窓」「映しの窓」「空気の窓」の3種類がある。いずれも電子部品を組み込んだ窓だ。
M.W.(MODULE WINDOW)、サッシに電子部品を組み込んでいる
光の窓は外からの太陽光と室内の照明を制御し、朝の目覚めを快適にしたり、室内の植物の育成を助けたりする。
映しの窓はその日の天気、花粉が飛ぶ量、そしてテレビなどを映せる。景色もうつすことが可能。
空気の窓は、換気や温度調整などを自動または遠隔で行える。
コンセプトモデルはサッシをなぞったりガラスに手をかざすことで操作が可能。また外部との通信機能を持たせる発想は、いわゆる「モノのインターネット(IoT)」の一種とも言える。
YKK APの旧ショールーム品川を刷新し、4月6日から先行展示を始めた。6月から一般公開する予定。