中指で押すキーは上に 小指で押すキーは下にシフト 人間工学から生まれたスプリットキーボードDygma「Defy」

「Defy」は人間工学から生まれたスプリットキーボード。スペインDygmaが開発しました。

中指で押すキーは上に 小指で押すキーは下にシフト 人間工学から生まれたスプリットキーボードDygma「Defy」
人間工学から生まれたスプリットキーボード「Defy」

「人間の5本の指は同じ長さではない。なのにキーボードでは各キーが横一直線に配置されており、これが作業効率を低下させている」


Dygmaはこのように考えています。また現在のキーボードは姿勢にも悪影響を与えており、肩や肘などの痛みの原因になっているとも主張します。

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現在のキーボードを使用するせいで

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姿勢が悪くなり

中指で押すキーは上に 小指で押すキーは下にシフト 人間工学から生まれたスプリットキーボードDygma「Defy」
そのまま戻らなくなる人も!(ウソ)

「Defy」はこの問題を解決するために生まれたキーボード。人間の手の形に合わせてデザインされていて、例えば中指で押すキーは上方向に、小指で押すキーは下方向にずらして配置。これにより指の移動量を減らし、より自然でかつより高速なタイピングが可能になりました。

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手の形にキーボードを合わせるという発想

また現在のキーボードでは、小指は「Shift」「Ctrl」など多くのキーを担当していますが、一番細くて力の弱い小指にこれだけの多くの機能を担わせるのはちょっと酷。これを解消するために「Defy」では8つの親指キーを用意し、「Enter」「BackSpace」「Ctrl」「Delete」などのキーを小指ではなく親指用に割り振って、親指用キーエリアにまとめて配しています。

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親指キーの割り当てはツールで変更可能

親指用キーエリアは曲線配置されていて、親指でどれかのキー(CntrlやShift)を押しているときでも、残りの指で他のキーを同時に押せるよう工夫されています。

2つに分かれるスプリットタイプ。手が疲れたらキーボードの位置を変えることで疲労を軽減できます。また、キーボードの角度は最大60度まで調整可能。もっともナチュラルに手を置ける角度に調整することで肩や肘にかかる負担も軽減できます。

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キーボードの間にメモ帳などを置くことも

キーボードは消耗品という考え方を否定するのも「Defy」の特徴。ボディの主要部分はアルミ合金を採用しており、長期の利用が可能になっています。

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キートップは消耗品なので交換可能になっています

開発元であるDygmaは現在、「Defy」の商品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。「Defy」の入手方法などについて詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「Dygma Defy - The keyboard from the future. Quite literally.」で確認してください。

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専用トラベルケースも用意されています