
「Chillest」は冷凍庫付きのソーラークーラーボックス。太陽光を利用したソーラークッカーの販売で知られる米国GoSun Stoveが開発しています。

「キャンプでアイスクリームを食べる」ことを目的とした製品。一般的なクーラーボックスは氷で食材やドリンクを冷やしますが、「Chillest」は家庭用冷蔵庫同様にコンプレッサーが搭載されていて、キャンプ場で製氷できます。

氷を言入れる必要がなくなったために、食材を入れるスペースが増えたのも「Chillest」の特徴。同じサイズのクーラーボックスと比較したとき、食材やドリンクを入れるスペースは最大で2倍になっているのだとか。

庫内は2室に分かれており、温度を室毎に-20度から20度の間で設定できます。ビールを入れている冷蔵室は5度、アイスクリームを入れる冷凍室は-17度、といった設定が可能となっています。


電源は内蔵バッテリーを使用。フル充電すれば最大で10時間の利用が可能となっています。電源はその他、クルマのアクセサリーソケットから取ることも。また、GoSun Stoveは別売りで追加バッテリーを用意しており、これを購入すれば利用時間を最大で30時間延ばせます。
GoSunらしくソーラーパネル付きモデルも。ソーラーパネルで発電した電力でバッテリーを充電できます。ソーラーパネルは、テーブルとして利用することもできます。

重量は19kgと一般的なクーラーボックスと比べるとかなり重め。食材やドリンクを入れてしまえば両手で抱えて運ぶのはかなり厳しそう。とはいえ氷水を入れなくてよいので、思ったほどは重くならないそうです。

GoSunは「Chillest」の世界的なプロモーションを兼ねて、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。入手方法などについて詳細はIndiegogoサイト内のプロジェクトページ「GoSun Chillest: Solar Cooler That Doesn’t Need Ice」を参照してください。

クラウドファンディングはちょっと…という方はもうちょっと待って、一般販売が開始されてから手を出すというのもあり、だと思います。「Chillest」は、今年の夏には出荷が開始される予定となっています。