「GoSun Fusion」は、ハイブリッド太陽光調理器。創業当時から太陽光を利用したソーラークッカーの開発を続ける米国GoSun Stoveが開発した。

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」
ハイブリッド太陽光調理器「GoSun Fusion」

キャンプなどで燃料を使わずに調理ができるのが特徴。キャンプ場を汚したくないと考える人に人気があり、GoSun Stoveのソーラークッカーシリーズは合計で2万5,000台以上販売されているという。

太陽光調理器GoSunシリーズ
参考画像:GoSun Stoveのソーラークッカーを利用したガーデンバーベキューの例

とはいえ、GoSunシリーズが利用できるのは日中のみ。夕食の調理や、深夜のコーヒー沸かしで利用したいという購入者からのリクエストは以前から寄せられていたという。

「GoSun Fusion」は、そのような声に応えた製品。調理部下部に電気ヒーターが設置されており、クルマのシガーソケットや、GoSun Stoveがオプションで販売しているバッテリーバンクから電源を取り、陽が落ちたあとでも調理ができるようになった。

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」
電気ヒーターにより、陽が落ちたあとでも調理が可能に

「シガーソケットから電気を取るなら、従来の電気コンロと一緒なのでは?」

そう思う人もいるかもしれない。だがGoSun Stoveでは「GoSun Fusion」を開発するにあたり、ソーラークッカー開発時の「食材の中まで熱を通りやすくする」「集めた熱を逃さない」などのノウハウを電気ヒーターに投入。従来の電気コンロよりも効率よく、省電力で調理できるクッカーに仕上げた。

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」
ソーラークッカーのノウハウを、電気ヒーターに投入

中でも「熱を逃がさない」のは、GoSun Stoveのソーラークッカー最大の特徴。一般的な電気コンロでは発生した熱の多くは空気中に逃げてしまうが、「GoSun Fusion」ではこれを逃がさず調理に利用できるという。この結果、調理時の消費電力は150Wと、一般的な電気コンロの約1/4に抑えられた。ちなみに、150WとはデスクトップPCと同程度の消費電力。これなら、バッテリーバンクでも十分に調理ができそうだ。

ヒーター使用時には、調理部の温度は最大で177度まで上昇する。これにより、焼く、蒸すなどの調理が可能だ。調理容量は約3.2リットルで、料理の種類にもよるが、5人分の食事を調理可能だ。

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」
177度の高温で

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」
5人分の料理が

バッテリーバンクへの充電はAC電源の他、GoSun Stoveが別売りオプションとして用意したソーラーパネルを利用することも。天気がよければ、専用バッテリーバンクを1日で充電できることもあるという。

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」

GoSun Stoveは創業当時からクラウドファンディングサイトを活用した製品開発を続けてきたが、今回の「GoSun Fusion」でも同じ手法を取り、kickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では299ドルの出資と180ドルの送料で「GoSun Fusion」を1個入手可能だ。専用パワーバンク付きであれば499ドル+250ドルで。さらにソーラーパネルも付属する「Complete Hybrid System」であれば619ドル+300ドルで入手できる。出荷は2019年4月に予定されている。

あの太陽光調理器GoSunシリーズに、ハイブリッド版の「GoSun Fusion」
料理も、ふたりの仲も、あっつあつ…。