電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現

電動アシスト自転車で知られるSondors Ebikeが、電動バイク「Metacycle」を発表しました。電動アシスト自転車ユーザーに対し、より速く、ペダルを漕がなくても走行できる新しい移動手段を提供します。

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現
Sondors Ebikeによる電動バイク「Metacycle」

通勤・通学、街中でのちょっとした移動用にデザインされたシティコミューター。電動アシスト自転車と本格的な電動バイクの中間に位置している乗り物で、バイクが初めての人でも比較的簡単に乗りこなせるのだそう。例えばガソリンバイクであればタンクのある位置が「Metacycle」では何もない空間になっているのでバイク自体が軽く(90kg)、低重心で扱いやすいそうです。


電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現
90kgの軽量ボディと低重心を実現

また、ガソリンタンクの位置にはスマートフォン用ホルダーが装備されています。これには透明なフタが付いていて、ナビアプリなどを快適に利用可能になっています。

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現
タンクの位置にはスマートフォンホルダー(充電機能付き)

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現
フタでスマートフォンを保護

パワーユニットとしてはリアハブモーターを採用。このモーターは最高出力20PS、最大トルク176Nmを発生し、最高速度80km/hでの走行を可能にします。

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現
最高出力20PS、最大トルク176Nmのリアハブモーターで
最高速度80km/hを実現

バッテリーの充電に必要な時間は約4時間で、フル充電で約128kmの走行が可能となっています。バッテリーは取り外して室内での充電が可能。このあたりには電動アシスト自転車メーカーらしい細かい配慮が感じられます。

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現
フル充電で約128kmの走行が可能

制動系では前後ディスクブレーキを採用。足元ではフロントには倒立フォーク、リアにはこのクラスとしてはトラベル量の大きなスプリングサスペンションが装備されました。

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現

カラーは「Supermassive」「Arctic」「Naked Silver」の3色展開。Sondors Ebikeは現在「Metacycle」のプリオーダーを受け付け中。価格は5,000ドルで、出荷は2021年第4四半期に予定されています。

電動バイクSONDORS「Metacycle」― タンクレスで低重心を実現