「AutoMask」は、装着したまま食事を取ったり、ドリンクを飲んだりできるマスク。米国フロリダ州セント・ピーターズバーグに本拠をおくRobologyが開発しました。

マスクをしたままごはんを食べたい!ドリンクを飲みたい! - センサーで自動開閉する「AutoMask」
装着したまま食事を取れる「AutoMask」

レストランなどに出掛けてマスクを外したときに、マスクを不衛生な場所に置くケースが多いことに着目した製品。マスクを外す必要をなくしてしまえばそのような問題は発生しない、という発想から開発がスタートしました。


マスクをしたままごはんを食べたい!ドリンクを飲みたい! - センサーで自動開閉する「AutoMask」
映画館でもマスクをしたままポップコーンを楽しめる!

マスクに取り付けられたセンサーがマスク前に10センチ以下の物体を検知すると、モーター駆動でフロントシャッターを開く仕組み。開いている間に飲食ができます。マスク前から物体が無くなったら、シャッターは自動で閉じられます。

マスクをしたままごはんを食べたい!ドリンクを飲みたい! - センサーで自動開閉する「AutoMask」
水を飲むときにも便利!

電源には9V角型乾電池を使用。「AutoMask」本体には電源スイッチがあり、オフにすればマスク前に食べ物を置いてもシャッターが開閉しなくなります。

マスクをしたままごはんを食べたい!ドリンクを飲みたい! - センサーで自動開閉する「AutoMask」
会議中などシャッターを開けたくないときに便利です

カラーは現時点では3色の展開。今後、売れ行きによっては追加される可能性もあるのだとか。

マスクをしたままごはんを食べたい!ドリンクを飲みたい! - センサーで自動開閉する「AutoMask」
初期ロット用のカラー

Robologyは現在、「AutoMask」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では35ドルの出資と日本への送料20ドル+諸費用などで入手可能となっています。出荷は2020年11月に予定されています。

外したマスクの置き場がない、という問題があるなら、普通は「マスクケースを開発しよう」と発想するもの。でもそこで「外さなくても良いマスクを作ってしまおう」と発想するあたり、Robologyの人たちはちょっと違うなと思えます。と同時に、40年前なら日本でシャープさんあたりが作っていたのでは?という気もします。