
ウェザーニューズは「しぶんぎ座流星群」が観測ピークを迎える2018年1月3日夜~4日明け方の天気傾向を発表した。東・西日本の太平洋側では晴れて、流星観測が期待できるとしている。
■1月3日の天気は?
1月3日夜~4日明け方は冬型の気圧配置となり、北日本や東・北日本の日本海側では雪や雨が降って、流星観測には難しい条件となる。また、沖縄は寒気の影響で発生した雲が広がりやすいため、雲の隙間を狙っての観測となりそう。一方、東・西日本の太平洋側では雲の流れ込みが少なく、沿岸部ほど晴れて流星観測を楽しめるところが多い予想。
今回発表された情報は、12月27日時点の予報をもとにした見解。最新の天気については、「ウェザーニュースタッチ」内の『星空 Ch.』、またはウェザーニューズの特設サイト「しぶんぎ座流星群」で確認されたい。
■「しぶんぎ座流星群」とは?
「しぶんぎ座流星群」は8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とならぶ3大流星群の一つ。毎年正月明けにピークを迎える。「しぶんぎ座」という星座は現在は存在しないが、かつて「へきめんしぶんぎ座」という星座があったことからこの名前がつけられた。
「しぶんぎ座流星群」は、活動が活発な期間が数時間と短く、流星の観測数が年によって変化するのが特徴。出現ピークと実際に観測できる時間帯が合わない年が多いが、2018年の出現ピークは1月4日午前5時頃と予想されており、4日明け方を中心に流星の見頃となる。
観測条件が良ければ、1時間に20個程度の流星が期待できるが、出現ピークが満月(1月2日)の直後にあたり、月明かりが邪魔をする。月から離れた方向の空を、なるべく広く見るように観測することになりそう。