ゲームのイメージ

ゲーム保存協会は11月25日から、古いPC向けゲームソフトなど6,000本含む「ゲームソフト・アーカイブ」を一般公開する。

ゲームは書籍などと異なり、単なる商品としての扱いが多く、利益と離れた真面目な研究や調査のために資料を閲覧したい人がいても、図書館や博物館が収蔵していないなどの理由から、頼りにできる場所が少なかった。

ゲーム保存協会による取り組みは、こうした問題への対処。ゲームの歴史研究や、新たな作品を手掛けようとする若いクリエイターのための資料として、限られた予算でアーカイブを閲覧できるようにする考えだ。

協会本部で収蔵する2万本以上の資料のうち、まず6,300本のソフトを一般公開。「MSX」や「PC-9801」など古いPC用に登場したテープやフロッピーディスクなどを多数含む。

また以前から公開しているゲーム雑誌なども併せて利用できるようにする。また今回の公開は最初の一歩としており、今後も閲覧可能な資料を追加していく予定。資料を劣化消失から守るための保存作業も続ける。

なお、ソフトの多くは磁気媒体に記録してあり、利用するための機器なども壊れやすい。多くの人が自由に資料を閲覧できるのが理想だが、管理運営の問題から、いくつか利用の制限を設けている。

まず利用申込時には記事執筆のための調査、論文資料など閲覧理由と、対象となる資料名を尋ね、最後に公開、発表予定の具体的なプロジェクトも問う。さらに実際の資料閲覧を前に予約フォームから必要事項の送信を受け付けたうえ、ゲーム保存協会側の担当者と日程調整を行う。その後、決まった日時に東京・世田谷区の協会本部で資料の閲覧を可能にする流れとなる。

また資料の安全性を守るため、アーカイブを利用する人にはできる限り、ゲーム保存協会へのサポーター登録を呼びかける。運営資金の助けとするためだ。