サメ・ムービーの極北
どうして

日本でなぜか異常な人気を誇るのが、サメが登場するパニックムービーだが、新たに極北というべき作品が登場して話題になっている。その名も「税金ザメ(Tax Shark)」だ。確定申告をしないと食い殺される。


すでに動画トレーラーと、公式サイトが公開になっている。ただようB級映画のかおりから、一見すると、アサイラムが製作、アルバトロスフィルムが販売し、主にDVD/ブルーレイで出回るその手の作品を想像するが、実はさにあらず。


iPhoneやAndroidスマートフォンで使える会計アプリケーション「freee」が宣伝のために立ち上げた企画なのだ。3月15日にせまる確定申告の期限に向け、アプリを生かして書類をまとめ、提出しよう、という内容。

しかしただのアプリの宣伝にしては、トレーラーはやたらと凝っていて、最低でも3、4本はアルバトロスのサメ映画を観ていないと出せないある種の雰囲気がある。

タックスシャークの背びれ
背びれに「税」

タックスシャークのスクリーンショット
だからどうして

タックスシャークのスクリーンショット
ない

おまけに公式サイトで読めるタックスシャークの恐らくfreeeの機能とは何の関係もなさそうな細かい設定、登場人物紹介の妙な充実ぶりを見ていると、だんだんと本当にそういう映画があるのではないかと混乱してきそうだ。

タックスシャークの絵
そんなに細かい設定が

登場人物紹介の画面
登場人物紹介で雑に「ネタバレ」するところまでB級映画風

なによりもサメ映画好きに、本編を観てみたいかな、などと一瞬思わせてしまうところがうまいというべきか、ひどいというべきか。