
「綿嫁」「綿旦那」の改良版がアイデアグッズブランド「BIBI LAB」から販売開始された。従来版と比べ、よりリアルに進化したヒト型抱き枕。

ぼっち暮らしを楽しくする、パートナー(?)
「綿嫁」「綿旦那」は、2014年12月に発売されたぼっち向け製品。「クリぼっち」や「ぼっち焼き肉」「ぼっちドライブ」などのシチュエーションに対応し、「積極的に一人を楽しめる」抱き枕として人気がある。一般的な抱き枕の機能に加え、「腕枕」や「膝枕」などの機能で癒しを提供できるのが特徴で、さらに、好みのコスチュームを着せて楽しむことも可能だ。




今回販売開始される「綿嫁」「綿旦那」は、従来版と比べ、カバーと首部分が改良された。従来版のカバーは、いかにも抱き枕な茶色。汚れは目立たなそうだが、ヒトには見えなかった。改良版ではカラーはピンクベージュに変更され、材質もフリースから毛足の細やかなベルベットに。色も手触りもよりヒトに近づいた。なお、このカバーは洗濯機で丸洗いできる。

「ウチの旦那、いつもフリース着てるのよね…」
首部分には、骨代わりとなる支柱を入れ、首を座らせることに成功した。ウィッグを被せたり、大き目のリボンを取り付けたりしても、うなだれにくくなった。


サイズは「綿嫁」が身長150、B90、W66、H79センチで、重さが約3.5キロ。「綿旦那」は身長165、B85、W76、H86センチで重さ約3.7キロとなっている。希望小売価格は1万1,000円。Amazon.co.jpや楽天市場、ヴィレッジヴァンガードオンラインストアから購入できる。

二人合わせて、「綿夫婦(?)」
インターネットは、五感のうち「視覚」「聴覚」は満たすが、残りの「触覚」「味覚」「嗅覚」を満たせないのが弱点だと言われていた。今後「拡張現実(Augmented Reality:AR)」「仮想現実(Virtual Reality:VR)」「複合現実(Mixed Reality:MR)」技術が進化し、自分の部屋に理想の異性の姿を投影できるようになったとしても、それで満たされるのは、やはり「視覚」「聴覚」に限定されるだろう。
だが「綿嫁」「綿旦那」があれば、「触覚」は満たされる。ヘッドマウントディスプレイに映る理想の異性の姿を見ながら、「綿嫁」「綿旦那」を抱きしめれば、よりリアルな疑似恋愛を楽しめるだろう。

あとは「味覚」と「嗅覚」を満足させる何かがあれば完璧だろう。特に恋愛においては、「嗅覚」は重要な役割を果たす。次回改良版で「嗅覚」も満たす「綿嫁」「綿旦那」に進化すれば、「もうほかに何もいらない」という購入者もでてくる…かもしれない。
