メロン・トゥーのスクリーンショット
メロン・トゥー、翻訳を編集する際の候補として出てくる

最近「精度が上がった」と評判だったGoogle翻訳だが、まだまだ課題は多いようだ。例えば日本語の「瓜二つ」を英語に翻訳しようとして「Melon two」になったという指摘がTwitterなどで出ている。

Google翻訳は無料で使える翻訳アプリケーションとして人気だが、ときどき珍妙な結果を表示する。以前は「存じ上げません」を「Zonjiage not」と英訳して人々を困惑させていた。


最近は徐々に改善が進んでいるとして、評価を見直す動きがあったのだが、ふたたび疑問を呈する声が出ている。

例えば「瓜二つ」を「Melon two(メロン2つ)」と英訳するのはおかしいのではないかという指摘だ。

11月14日時点で、インターネットコム編集部が実際に試してみると「瓜二つ」は「Two gourds(2つのウリ)」と言う英訳になった。「Melon two」はあくまで翻訳を編集する場合の候補という位置づけだ。

最初の訳はこちら、スクリーンショット
最初に出てくる訳はこちら

Two gourdsも直訳として間違いではないが、「瓜二つ」を「そっくり」という意味で使うなら、実際には「Spitting image」あたりが穏当だろうか。

なお、Google翻訳はコミュニティに参加することで誰でも改善に協力できる。

Googleでは人工知能(AI)の実現に有望な機械学習の手法を用い、翻訳の精度を高めていく見通しだが、当面は人力の方が早いかもしれない。