フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」

欧米の都市部では、通勤用自動車の駐車場探しが年々大変になっている。オフィスから離れた場所に駐車し、そこからかなりの距離を歩かなければならないケースも。これは他社のオフィスを訪問する際でも同じだ。この問題を解決するために、クルマのトランクに装備できる“ラストマイルビークル”の開発を進めている自動車メーカーも増えている。

参考画像:MINIによるラストマイルビークルー「MINI Citysurfer Concept」
参考画像:MINIによるラストマイルビークル「MINI Citysurfer Concept」
リアのトランクに収納できる

フォードもそんな自動車メーカーのひとつ。同社は、ラストマイル問題を解決する乗り物として、「Carr-E」を提案した。

フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」
ラストマイル問題を解決するフォードの提案「Carr-E」

「Carr-E」は、普段はクルマのトランク内に収納しておける乗り物。スクーターなどよりも小型なので、使わないときにも邪魔にならない。最高速度は時速18キロで、航続可能距離は22キロとスペックは低めだが、駐車場からオフィスまでの移動であれば問題はないという。

フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」
必要なときにトランクから取り出し

フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」
最終目的地まで移動する

「Carr-E」は、ビジネスパーソンのニーズを取り入れて開発されたビークル。クライアントなどを訪問する際には、重い荷物をクルマに積んで移動することがある。だが、そのようなときに限って訪問先のオフィスから遠く離れた場所にしか駐車場が見つからないものだ。歩いての移動自体は大した負担でなくても、荷物を持って歩いて移動となると、かなり大変なことになってしまう。

そんな状況に対応するために、「Carr-E」には荷物運搬モードが装備された。本体上部に荷物を置き、利用者がビーコンをポケットに入れて歩けば、「Carr-E」が利用者の後を追いかけてくるという機能だ。120キロまでの荷物を運搬できるという。これは他のメーカーによるスクーナーなどにはなかった機能と言えるだろう。

フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」
荷物を積んで利用者の後ろを追いかける
各種センサーで、障害物にぶつかることもない

だが、なんといっても最大の特徴はデザインにあるのではないだろうか?そのルックスは、ロボット掃除機にそっくりなのだ。ロボット掃除機に犬やネコが乗っている映像が一時期話題になったが、「Carr-E」が市販化されれば、あれの人間版を街中で目にすることになるかもしれない。

フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」
参考画像:一時、ネットで話題になった、ルンバにのるネコ
犬が乗った画像なども話題だったが、我が家のペットは乗らなかった

もちろん犬やネコをのせることも可能だろう。散歩が嫌いな犬を外に連れだすのに、「Carr-E」はぴったりではないだろうか。飼い主がポケットにビーコンをポケットに入れておけば、「Carr-E」が自動的に後を付いてくるので、安心(?)だ。

なお、残念ながら、「Carr-E」には掃除機能は装備されていない。

フォードによるラストマイルビークル「Carr-E」