ワーゲンバスみたいな「ID. Buzz」が自動運転のテスト車両に

ドイツのフォルクスワーゲン・コマーシャル・ビークル(Volkswagen Commercial Vehicles:VWCV)は、ワーゲンバスを想起させる「ID. Buzz」で自動運転のテストをすると発表しました。

ワーゲンバスみたいな「ID. Buzz」が自動運転のテスト車両に
「ID. Buzz」が自動運転のテスト車両に

VWCVは2025年の自動運転システム導入に向けて準備をしており、2021年にはドイツでフィールドテストを開始する予定。そのテスト車両として、「ID. Buzz」を使用するとしています。


搭載される自動運転システムはArgo AIによるもの。VWCVからだけでなくフォードからも出資を受けているArgo AIは、都市部を走行するロボタクシーや配送用バン用の自動運転システムを開発しています。

VWCVによれば、「ID. Buzz」自体(自動運転システム未搭載版)は2022年の発売に向けて、現在フルスピードで開発作業が進んでいるとのこと。「ID. Buzz」は同社を象徴する車種の電動化バージョンとして、画期的な商品になるとVWCVは述べています。

ワーゲンバスといえば、キャンピングカーなどとして利用する人が、特に米国を中心に多く存在します。「I.D. Buzz」が登場すれば、キャンピングカーとしてビルドした商品が登場するのは時間の問題とも言われています。

さらに自動運転システムが装備された「I.D. Buzz」が登場したら、自動運転の電動キャンピングカーが利用できるようになるのでは?と妄想が膨らみますよね。

スポーツカーに対しては、自動運転システムの導入は止めて欲しいという人が多数派。でもキャンピングカーに対してということであれば、反対する人は少ないのではないでしょうか?平日の仕事の疲れを癒す週末のキャンプで運転に気を使わなくて済むようになれば、より充実した週末が楽しめるようになりそうです。

ワーゲンバスみたいな「ID. Buzz」が自動運転のテスト車両に