東芝の植物工場イメージ
2014年に事業化したが、閉鎖が決まった

東芝は2014年に事業を始めた「植物工場」を閉鎖すると発表した。レタスなどの野菜の生産、販売も終了する。

東芝の植物工場は、神奈川県横須賀市の建屋を生かし、雑菌の侵入を制限した「クリーンルーム」で野菜づくりに取り組んだ。雑菌による傷みが少ないため、無農薬でも長期保存ができるのが特徴だった。

工場のクリーンルームは、集積回路(IC)をはじめわずかなチリやホコリが命取りとなるような電子部品などを製造するために利用することが多かった。しかし国内では生産計画の変更などで使わなくなった「遊休施設」も増えている。

2014年には遊休施設の新たな使い道を探る試みとして、植物工場が次々と登場したが、残念ながら東芝は「選択と集中」の観点から、2016年12月末で閉鎖を決めた。

ただ東芝では、植物工場で獲得した、野菜栽培向けの照明技術、温度・湿度制御技術、遠隔監視システムの運用経験は役に立てたいと考えている。外部の植物工場向け機器やシステムの販売などは続けていくそう。