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愛車を電動アシスト自転車に変える「Swytch」-バッテリーはフロントバッグに


「Swytch(スイッチ)」は愛車を電動アシスト自転車に変えるためのコンバージョンキット。英国ロンドンに本拠をおくSwytch Teamが開発した。

愛車を電動アシスト自転車に変えるコンバージョンキット「Swytch」

その特徴は、「1. ほとんどすべての自転車を電動アシストにできる」ことと、「2. 電動アシストと普通自転車間の切り替え(スイッチ)が容易」の2つ。このうち「1.ほとんどすべて~」 を実現するために、ハブモーター内蔵ホイールは、16インチ、20インチ、24インチ、26インチ、28インチ、700c、29インチサイズのものが標準で用意された。これらのサイズから、愛車にぴったりのホイールを選択できる。これだけバリエーションがあれば、カーゴバイクやトライク、そしてペニー・ファージングであっても対応が可能だ。

「Swytch」は、一般的な自転車はもちろん

カーゴバイクや

トライク

ペニー・ファージングにも装着できる
(注:この画像では、ハブモーター内蔵ホイールは、リアに装着されています)

取り付けは、自転車の修理などに慣れた人であれば10分程度。まず、フロントホイールを「Swytch」から購入したハブモーター内蔵のものに交換する。続いてペダルにセンサーとブレーキセンサーを取り付ける。最後にハンドルバーにバッテリーバッグ取り付け用のブラケットを取り付け、それぞれをケーブルで接続して、バッテリーバッグを装着すれば、モーターによるアシストを享受可能となる。

まずはフロントホイールをハブモーター内蔵のものに交換

続いてペダルセンサーと

ブレーキセンサーを取り付け

ハンドルバーにブラケットを装着し

ブラケットにペダル&ブレーキセンサー、モーターからのケーブルを接続

バッテリーを装着したら、作業は完了

バッテリーバッグに内蔵されるバッテリーとしては5Ahと10Ahの2種類を用意。5Ahバッテリーであればフル充電で約40キロ、10Ahでは約80キロの走行が可能だ。フル充電に必要な時間は5Ahバッテリーが3時間で10Ahでは6時間。

バッテリーは取り外せるので
仕事(?)をしている間にオフィスで充電できます

バッテリーバッグは、オールインワンシステム。バッテリーの他、各種センサーからの情報を受け取る電子ユニット、バッテリーの残量や出力モードを表示するLEDディスプレイ、そして500ルーメンの明るさを持つフロントライトなどで構成されている。スマートフォン充電用のUSBポートも装備された。

いまや、付いているのが当然のスマートフォン充電用USBポート

このバッテリーバッグが、「2. 電動アシスト~」を実現している。Swytch Teamは、電動アシスト自転車は通勤には最高の乗り物と主張。だが一方、土日には普通の自転車に戻し、サイクリングを楽しみたいという人もいるはずだとも述べている。そんなときに「Swytch」装着車であれば、バッテリーバッグを取り外すだけで、人力走行を思いっきり楽しめるとしている。

モーターは約1.5キロと軽量。バッテリーバッグを取り外し、人力走行をする際にも、普通自転車とほとんど変わらない走行ができる。バッテリーバッグの重さは約2.1キロ。モーターとバッテリーバッグを合わせても、その重さは約3.6キロでしかない。

階段も楽勝!

価格は5Ahのバッテリーを装備したキットが650ドルで、10Ahが799ドル。Swytch Teamは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施しており、ここでは5Ah版を299ドル、10Ah版を350ドルで提供するとしている。

299ドル+送料で、自分の自転車が電動アシストに

Swytch Teamに対し、「Swytch」の日本向け仕様車の開発・販売について尋ねたところ、すでに日本の販売代理店と交渉に入っているとのこと。現時点では米国、欧州への販売に注力するが、次の段階として日本の道路交通法に準拠したシステムを製造して、日本市場に参入したいとのことだった。わずかな費用で愛車を電動アシストにトランスフォームできる「Swytch」の、日本版の登場に期待したい。

おっと!
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