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「音質が悪い」「外れやすい」を解決するBluetoothイヤホン「Liberty+」…モバイルバッテリーのAnkerが開発


「Liberty+」は、モバイルバッテリーのメーカーとして知られるAnkerが開発したBluetoothイヤホン。従来のワイヤレスイヤホンの問題点の解決を目指す。

Ankerが開発したBluetoothイヤホン「Liberty+」

Ankerによれば、従来のワイヤレスイヤホンの問題点とは、「音質が悪い」「耳から外れやすい」「Bluetooth接続が切れやすい」「バッテリーの持続時間が短い」の4点だという。

Ankerが主張するワイヤレスイヤホン4つの問題点

すべてのワイヤレスイヤホンがこの4つの問題を抱えているとは言えないだろう。だが、いくつかの項目についてはうなずく人も多いのではないか。筆者は現在使用しているワイヤレスイヤホンに概ね満足しているが、耳から外れやすいという点についてはその通りだと言わざるを得ない。とはいえ、ワイヤレスイヤホンはあの小さなピースの中に、通常のイヤホンパーツに加え、バッテリーやBluetoothチップセットが組み込まれている。それを考えれば仕方がないのではないかとあきらめていた。

また、ワイヤレスイヤホンは小さいので、落としてしまうと見つけるのが困難というデメリットもある。

満員電車で落とすと、拾うのはまず無理

Ankerはこれらの問題にあきらめることなく取り組んだ。まず「音質が悪い」では、ドライバーユニットに、スチールよりも100倍硬いナノシート「グラフェン」を採用。これにより、軽量ボディを維持したまま、高音質を実現したという。

ドライバーユニットに「グラフェン」を採用
軽量ボディと高音質を両立

音質に関しては実際に聞いてみるまではなんとも言えない。だがAnkerはすでに、Bluetoothスピーカー「SoundCore」を販売しており、その音質には定評がある。Bluetoothスピーカーの音質にも期待できる。

AnkerによるBluetoothスピーカー「SoundCore」
価格のわりに、高音質

「耳から外れやすい」については、同社が開発した「GripFit」テクノロジーで対応。これはイヤーピースを耳に入れたあと、それを回転させることで固定する技術。これにより、スポーツをしていても外れにくい構造となったという。

「GripFit」テクノロジーで耳から外れにくいイヤホンに

スポーツをしても大丈夫

「Bluetooth接続が切れやすい」問題を解決するためには、LDSアンテナ技術を採用。アンテナ面積を従来の製品よりも広げ、接続が切れにくいイヤホンとした。

LDSアンテナ技術を採用

Bluetoothイヤホンの中には、使用を開始する度に、毎回設定画面を開いてペアリングする必要があるものも。また、左右2つのイヤホンをペアリングするのが難しく、タイミングがあわないと片方だけしかペアリングできないときもある。

「Liberty+」では、一度ペアリングすれば、2回目以降はケースからイヤホンを取り出すだけで接続できるという。Bluetooth接続の信頼性の高さも、AnkerによるBluetoothスピーカー「SoundCore」で実証済み。「Liberty+」でも同様の信頼性を期待してよいだろう。

ケースから取り出すだけで、ペアリング

バッテリー持続時間は最大で3.5時間。通勤で使用しても、家からオフィスまで往復する間、利用を続けられるだろう。

仕事中にチャージングケースで充電すれば
さらに長時間利用可能に

Ankerは現在、「Liberty+」の世界的なプロモーションを兼ねてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では、99ドルの出資で「Liberty+」を入手可能だ。市販価格は149ドルとなる予定。出荷は2017年10月頃となる見込みだ。

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