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キャンプ用の太陽熱調理器「SolFource Sport」…重さ約4.5キロまでの軽量化に成功!

キャンプ用の太陽熱調理器「SolFource Sport」
小型軽量で、持ち運び簡単

「SolFource Sport」はキャンプ用の太陽熱調理器。クルマのトランクなどに入れて持ち運び、キャンプ地で太陽の光を使って調理できる。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置くOne Earth Designsが開発した。

One Earth Designsは、庭に設置するタイプの太陽熱調理器「SOLSOURCE」で知られる企業。休日に庭でバーベキューなどをするケースの多いカリフォルニアでファンを獲得しつつある。

参考画像:庭に設置するタイプの太陽熱調理器「SOLSOURCE」

今回発表された「SolFource Sport」は、「SOLSOURCE」のポータブルバージョン。「SOLSOURCE」の調理器具としての効率の高さはそのままに、小型化・軽量化がなされた。

「SolFource Sport」は、「SOLSOURCE」のポータブルバージョン
ぐっと小型化している

小型化されたといっても、「SOLSOURCE」ゆずりの高効率は変わらない。パラボラアンテナ形状の本体が太陽光を一点に集め、600Wの電気コンロ相当の熱を発する。調理台部分の温度は最高で200度。天候がよければ、「SolFource Sport」を太陽に向けて設置後、5分程度でこの温度に達するという。

調理台部分の温度は最高で200度に

「SolFource Sport」を太陽に向けて設置後

5分程度で調理可能な温度に

調理台周辺が高温になっても、反射板は熱を持たない。うっかりさわってしまっても、やけどすることはないそうだ。

チャコールを触るとやけどするが

「SolFource Sport」の反射板は熱くない

「SOLSOURCE」で調理できるのは、日の出1時間後から日の入り1時間前くらいまでだという。天気は晴れであるのが望ましいが、自分の影ができる程度の天候であれば、調理が可能だそうだ。


「SolFource Sport」のサイズは高さ幅ともに約80センチ。既発の「SOLSOURCE」(高さ幅ともに1.5メートル)の半分程度のサイズとなった。だが特筆すべきはやはりその軽さだろう。重量はわずか4.5キロで、「SOLSOURCE」(18キロ)の1/4とされている。折り畳めば高さ44センチ、幅61センチの専用バッグ(別売り)に収まることもあり、キャンプ地まで気軽に持ち歩くことが可能だ。また、組み立てに必要な時間はわずか3分。これも、気軽なデイキャンプにはうれしい設計だ。

重さわずか4.5キロ

バックパックに入れて運べる

One Earth Designsは現在、「SolFource Sport」の世界的なプロモーションを兼ねてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、149ドルの出資と50ドルの送料で「SolFource Sport」を入手可能だ(専用バッグ付き版は229ドル)。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は249ドルになる予定(専用バッグ付きは329ドル)。出荷は2017年8月に予定されている。


ちょっとだけ気になるのは、「SolFource Sport」が年間300日晴れているサンフランシスコで開発された商品ということ。梅雨のシーズンがあり、冬になれば雪も降る日本でどの程度使用できるかには、不安が残る。とはいえ「SolFource Sport」の重さはわずか4.5キロ。ダメ元でクルマのトランクに入れておいても、それほどがっかりしないで済むのではないだろうか?
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