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水と油?―仏プジョーが独オペルを買収へ、互いのクルマにどんな影響が?


Peugeot(プジョー)やCitroen(シトロエン)ブランドのクルマを展開しているフランスPSAグループが、同業であるドイツのOpel(オペル)や英国のVauxhall(ボクスホール)を買収すると発表した。水と油にも思える各社だがもし実現するとしたら、何が起きるだろうか。

もともと自動車業界では国を超えたつながりが多い。オペルやボクスホールは以前から海の向こう、米国General Motors(ゼネラルモーターズ、GM)の傘下にあったが、今回PSAグループが22億ユーロ(約2,600億円)でまとめて譲り受けようという話だ。

うまくゆけばPSAグループは、欧州で市場シェア17%をおさえ、ドイツのVolkswagen(フォルクスワーゲン)に次ぐ2位の自動車メーカーになるそう。

ドイツからは反発の声も出ていたが、すでに各社のあいだで合意がまとまったという。

もし取引がとどこおりなく済むとすれば、いったい各ブランドで開発するクルマはどうなるのだろう。プジョーが得意とする路面に凹凸があっても揺れを感じにくいサスペンション技術、いわゆる「猫足」や、オペルの得意とする高速道路でまっすぐ安定して走る「直進性」の高さなどが、互いになんらかの影響を与える可能性はあるのだろうか。

オペルのクルマと

プジョーのクルマ、相乗効果はどんなかたちに?

PSAグループは今回の買収によって部品などの調達、製造、研究開発面で相乗効果があると見込んでいる。
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