ホーム   »   ガジェット   »   “ワンコインPC”「Raspberry Pi Zero」用ケース「Pi Zero Ali Keychain」…PCをキーホルダーに

“ワンコインPC”「Raspberry Pi Zero」用ケース「Pi Zero Ali Keychain」…PCをキーホルダーに


かつて35ドルPCと呼ばれた「Raspberry Pi」。その格安版である「Raspberry Pi Zero」が近く日本でも販売開始される。

「Raspberry Pi Zero」、日本では2017年第1四半期に発売

一時期、500円玉1個で食べられるランチを「ワンコインランチ」と呼ぶのがはやっていたが、「Raspberry Pi Zero」の価格は5ドル。為替レートにもよるが「ワンコインPC」と呼べるコンピューターだ。

「Raspberry Pi Zero」は、5ドル紙幣よりも小さい

「Raspberry Pi Zero」は、この価格でこのサイズ(65×30ミリ)ながら、mini HDMIやmicro USBポート、microSDカードスロットを装備。安価なデスクトップPCとして使用できるマシンだ。ひとつ5ドルという安さを活かして、単機能なデバイスを量産(?)するという使い方もありだろう。

だがZeroに限らずRapsberry Piシリーズは、デスクトップPCとして使用するには小さすぎ、軽すぎるという欠点を持っている。このため、マウスやキーボード、モニターなどを接続すると、これらケーブルの影響を受けてRapsberry Pi本体が右に左に動き回ってしまうのだ。機能に影響はないとはいえ、PCが机の上で動き回るのは落ち着かない。

マウスを動かすと、Raspberry Piも動く

これを解決するため、多くの人がRaspberry Pi用のケースを作っている。「Pi Zero Ali」もそんなケースの一つ。このケースに入れれば「Raspberry Pi Zero」をキーホルダーにしてしまえる。

「Raspberry Pi Zero」用のケース「Pi Zero Ali」

素材は6082T6グレードのアルミ合金。耐衝撃吸収性にすぐれたこの素材は、「Raspberry Pi Zero」をしっかりガードする。軽量とはいえ、それなりの重さはあるので、「Raspberry Pi Zero」がケーブルに遊ばれるのを、多少はふせいでくれるだろう。

装着しても、「Raspberry Pi Zero」のポート類にはすべてアクセスできる。カメラリボンコネクターも接続可能だ。

カメラリボンコネクタケーブルも使用できる

参考画像:「Raspberry Pi Zero」にカメラリボンコネクターを接続

正直言って、「Raspberry Pi Zero」をキーホルダーにして持ち歩くことに、それほどの意味はないだろう。多くの人は「Raspberry Pi Zero」を組み込みデバイスとして使うだろうし、デスクトップPCとして使用する人にはキーチェーンは邪魔だ。

…。

だが、このアルミ削り出しのケースのルックスはなかなかに魅力的。そして、これをポケットに入れて持ち歩くことを考えると、不思議と少しワクワクしてしまう。コンピューターをキーホルダーにしてしまうというという面白さは、小型PCマニアにはたまらないのではないか。


開発元の英国JCF Engineeringは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。ベアメタルカラー版が13英ポンド、ブラックカラーとレッドカラー版が15英ポンドで入手可能だ。出荷は2017年5月に予定されている。

おすすめの関連記事
関連キーワード
関連記事
Google ニュースで「インターネットコム」をフォローできます。スマホ、タブレットなどで便利に読めます。 是非フォローをお願いします!