トヨタは新型コンパクトSUV「C-HR（シーエイチアール）」を12月14日に販売開始した。トヨタがグローバルに取り組む、クルマづくりの構造改革「Toyota New Global Architecture（TNGA）」の第2号車。
「C-HR」は、TNGA第1号車のプリウスと共通のプラットフォームを持つクルマ。だが、世界の様々な道での走行テスト・欧州の一般道路でのステアリングやショックアブソーバーのチューニングなど、運動性能にこだわって「C-HR」ならではの「味付け」を実施し、「レスポンス」「リニアリティ」「コンシステンシー」を突き詰めている。
プラットフォームはプリウスと共通
だがステアリングやショックアブソーバーのチューニングなど、
「C-HR」ならではの「味付け」がなされている
コンパクトSUV市場は、他市場に比べ内外装デザインを重視する顧客が多いのも特徴。その厳しい要求に応えるため、デザインにも徹底的にこだわったという。特に、外形デザインは、デザイナーの想いをそのままの形で実現することを目指して開発。「センシュアル スピード-クロス」をキーワードに、スピード感あるキャビン形状・彫刻的な面造形・「ダイヤモンド」をモチーフに、強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアの対比など、独創的なスタイルを追求した。
画像左からアイデアスケッチ、初期モデル、プロダクト
インテリアは、質感・形状・色など細部にこだわり大人の感性に響く意匠を追求した。また、メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置するなど、運転に集中できるドライバーズ空間を実現している。
燃費では1.2Lターボ車は15.4km/Lを、ハイブリッド車は30.2km/Lを実現した。メーカー希望小売価格は1.2Lターボ車が251万6,400円からで、ハイブリット車が264万6,000円から。