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自転車なのにオープンカー?…雨の日には幌を閉めて濡れずに走れる「Cabriovelo(カブリオベロ)」


最近欧米で流行の屋根付き自転車Velomobile(ベロモービル)。冬の寒い日や雨の日の走行に便利なため人気が高まっています。でも屋根付き自転車は晴れの日の走行には向きません。風をきって走る、自転車の楽しさが半減してしまうからです。

「Cabriovelo(カブリオベロ)」は、カブリオレタイプの自転車。折り畳み式の幌を備えており、晴れの日にはオープンカー(?)として風を感じながら、悪天候の日には幌を取り付けて濡れずに走行できます。

自転車なのにオープンカーな「Cabriovelo(カブリオベロ)」

雨の日には幌を取り付けて濡れずに走行できる

開発しているのはイタリア デゼンツァノ・デル・ガルダに本拠を置くVelobenaco。同チームはクルマに取って代われる乗り物として「Cabriovelo」の製造に取り組んでいるそう。それを可能にする美しいデザインや大容量の収納、そして高い安全性をそなえる自転車を目指しているそうです。

「Cabriovelo」は、イタリアデザインの美しいボディを持っており、ビジネスマンが通勤に使っても違和感はないのだとか。

スーツで乗っても恥ずかしくない…かな?

後部には200リットルの大容量トランクを装備。大量に買い物をした場合でも、「Cabriovelo」で持ち帰り可能となっています。

週末の食料品のまとめ買いにも対応します

トランク部分にはチャイルドシートを取り付け、子どもの送り迎えなどに使うことも。

子どもの手がかわいい

「Cabriovelo」はシートに横たわるように座る“リカンベント・トライク”スタイル。3輪のため安定性が高く、平地に限定すれば一般的な自転車よりも高速で走行できるというメリットがあります。一方、全高が低いために、クルマの死角に入りやすいというデメリットも。

「Cabriovelo」では、搭乗者のリスク低減のために、シート高を50センチに設定。視線の高さを一般的な小型乗用車と同じにし、搭乗者からの視界の広さと、道路上のクルマからの視認性の向上を実現しました。

こうしてみると、でかい!

サイズは全長280x全幅75x全高130センチで、ホイールベースは160センチ。重さは45キロとなっています。全幅が75センチと細いため、クルマでは通れない、欧州特有の狭い道も走行できるのだとか。

実際にここを通ると、嫌がられそうですけど

車重45キロは通常の自転車の2~4倍の重さ。平地はともかく、坂道をのぼるのはかなり厳しそうです。このため、「Cabriovelo」にはハブモーター付きの電動アシストモデルも用意される予定だそうです。販売開始は2017年5月に予定されています。

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