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スマートフォンをノートPCにする「Superbook」―スマホを買い換えれば、ノートPCも最新スペックに!


「Superbook」は、AndroidスマートフォンをノートPCにするシェル。スマートフォンを買い換えれば、ノートPCも最新スペックのマシンになる。

開発元のAndromiumは、Androidスマートフォンは“驚くほどパワフルなコンピューター”であり、SNSやゲームにしか使わないのはもったいないという。とはいえ画面サイズは小さく、インターフェイスはタッチパネルだけという制約があるため、力を発揮しようにもできないという現実もある。

「Superbook」は、これらの制約からAndroidスマートフォンを解き放つ製品。小さなボディに封じ込められたポテンシャルを思う存分発揮できるようにする、ハードウェアとソフトウェアで構成されるシェルだ。

AndroidスマートフォンをノートPCにする「Superbook」

その最大のメリットは、ノートPCの買い換えサイクルを無意味にしてしまう点にある。

PCの買い換えは、もういらない?

ノートPCは、数年使うとCPUの速度不足やRAMの容量不足で買い換えを余儀なくされる。だが「Superbook」では、CPUやRAMはスマートフォンのものを利用するため、スマホを買い換えれば、「Superbook」でも最新のスペックを享受できるようになるのだ。

スマートフォンを買い換えれば、「Superbook」の処理が高速に!

何年かに一度、高額なPCを買い換え続けてきた人にはこれはうれしいニュースではないだろうか?「Superbook」自体を買い換えることになったとしても、その費用はノートPCよりは安い。CPUなどを搭載していないためだ。

「Superbook」がAndroidスマートフォンに対して提供するのは、11.6インチサイズの画面とキーボード、そしてタッチパッドだ。スマートフォンにGoogle Playから「Andromium」アプリをインストールすることでこれらが使用可能となり、ユーザーはWindowsコンピューターに近い操作感を得られるようになる。

Windowsライクな操作が可能に

EメールソフトやWebブラウザなどはもちろん利用可能。キーボードを使用して長文のメールを打つことができるし、WebブラウザではPC向け横長レイアウトのサイトを表示しやすくなる。

スマートフォン向けサイトって、ときどき…。

オフィスソフトも利用可能だ。スマートフォン上では、オフィス文書は表示できても編集が難しいが、「Superbook」を使えばキーボードとタッチパッドを使って効率良く編集できる。

出張のときにうれしい!

「Superbook」で活用されている「Andromium」は、Google Playで提供される多くのAndroidアプリに対して互換性がある。ゲームをGoogle Playからダウンロードして遊ぶことも可能だ。

もちろん、ゲーム以外のアプリも

その他、スマートフォン充電機能も備えている。

カフェなどで便利

開発元のAndromiumは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。99ドルの出資で「Superbook」を1台入手可能だ。その他、スマートフォンを画面の横にマウントするキットなどが付いたパッケージも用意されている。


Andromiumは昨年、Andromiumソフトウェアとスマホ用ドッキングステーションのセットでkickstarterに登場し、資金調達に失敗したという過去を持っている。この事実を知ると少し不安にもなるが、今回のプロジェクトでは本稿執筆時点ですでに目標額の6倍もの金額を調達しており、出資リスクは低めと考えられる。もちろん、ゼロということはありえないが、この価格であれば人柱もありではないだろうか?

参考画像:昨年資金調達に失敗したAndromiumソフトウェアとドック
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