ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

ホンダは「X-ADV(エックスエーディーブイ)」をフルモデルチェンジし、3月25日に発売する。エンジンの最高出力アップなどで動力性能を向上したほか、「HSVCS」を採用するなど利便性も高めている。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

「X-ADV」は、ドライブトレインに水冷 4ストローク OHC 4バルブ 直列2気筒エンジンと、ホンダ独自の二輪車用「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を採用した大型クロスオーバーモデル。高い走破性や利便性が高いパッケージング、タフなイメージのエクステリアなどを特徴としている。


ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

今回のフルモデルチェンジでは、「スマート&エキサイティング ADVENTURE URBAN TRANSPORTER」を開発コンセプトとし、動力性能と利便性をさらに高めた。

動力性能では、新設計ピストン採用をはじめとする軽量化と吸排気系の見直しにより、エンジンの燃費性能と出力を向上した。日常利用での扱いやすさに加え、スポーティーなライディングにも応える低回転域からのリニアなスロットルレスポンスと力強いパワーフィールを追求している。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)は4~6速のギアレシオを最適化し、中・高速度域における操りやすさを追求した。

車体/足まわりでは、シャシーに軽量化を目的とした新設計ダイヤモンドフレームを採用。さらに、専用のフロアステーや各部の板厚最適化によりフレーム単体で約1kgの軽量化を実現している。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

フレーム形状の見直しはラゲッジスペース容量の拡大にも貢献。22Lとなったラゲッジスペース内には荷物の確認に便利なラゲッジライトとType-C USBソケットが標準装備された。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

ライダーのスロットル操作を電気信号に変換する「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」を新採用。さらに、さまざまなシーンでライダーが好みの走行フィーリングを任意に選択できる「ライディングモード」を搭載した。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

「Honda Smartphone Voice Control system(HSVCS)」を新採用。車両とスマートフォンをBluetoothで接続することで、ハンドルグリップから手を離さずに音楽再生や通話などの操作を可能とした。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

ヘッドライトにはデイタイムランニングライトを採用。日中はハイビームとロービームとの中間にある導光部が強く発光し、車両の存在感を強調する。夜間は車両が外部の明るさを検知して自動的にロービームへ切り替える。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

メーターには5インチTFTフルカラー液晶を採用。速度計、回転計、燃料計はライダーの好みによって4パターンのグラフィックに変更可能とした。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

スタイリングではボディーパーツ構成を一新。主体色パーツを従来よりも車体上側および前方に寄せることで、凝縮感を保ちながら一層の軽快感とダイナミックさを表現した。

ホンダ「X-ADV」フルモデルチェンジ

カラーバリエーションでは「パールディープマッドグレー」と「グラファイトブラック」の2色を設定。メーカー希望小売価格は132万円。