
「Covidisor」は頭から被るマスク。新型コロナウイルス感染症の流行が続く中で、従来通りのオフィスワークや学校生活を継続するためにデザインされました。

やっぱりオフィスで働きたい!という人向けに開発
考案したのはニューヨーク在住の起業家Haz emさん。Haz emさんによれば、米国では新型コロナウイルス感染症のため、オフィスのレイアウトやエレベーター定員数変更が余儀なくされているところもあるそう。そのせいでオフィス維持コストが増大したり、社員の作業効率が落ちているところもあるそうです。
「Covidisor」 はこの問題を解決するマスク。口元や鼻、目を守るだけでなく、頬や髪の毛にウイルスが付着するのを防げます。社員全員が装着すれば感染症の流行前と同じように振舞えるので、オフィスレイアウトなどを変更しなくても済みます。

もちろん電話だって…。
球形のシェルはポリカーボネート製。フロント左右に吸気用、リアには排気用のフィルターが装備されており、クリーンな空気を内部に吸い込み、フィルタリングされた呼気を外部に排出して、感染の拡大を防ぎまます。リアフィルターにはファンが装備されていて「Covidisor」内部でフロントからリア方向に向けた空気の流れを生成。内部に呼気がこもることはないのだとか。


バッテリーは男性用ズボンのポケットに入るサイズ
一般的なマスクのように、顔の一部を隠すことがないというメリットも「Covidisor」にはあります。スマートフォンやPCを、顔認証でスムーズにロック解除できます。

ドリンクを飲む際にはフィルターのうちの1つを外し、ドリンクコネクター経由でストローを挿せる仕様。喉が渇くたびに「Covidisor」を取り外す必要はありません。

多分、気のせいです
Haz emさんは現在、「Covidisor」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。キャンペーンでは245ドルの出資+送料などで、「Covidisor」のフィールドテストユニットを1個入手できます。出荷は2020年の8月頃。フィールドテストユニットではありますが、ストローを挿すドリンクコネクターはちゃんと装備されています。