
不織布マスクでありながら口元の温度上昇を低減
アイリスオーヤマは今年4月に、国内でのマスク生産能力を増強して宮城県角田工場で1億5,000万枚/月のマスクを製造すると発表した。また、マスクの重要資材である不織布の中国における価格高騰も考慮し、同工場内に資材製造設備を導入。内製化率を高め、中国一国に依存する供給体制を見直すとしていた。
今回の「ナノエアーマスク」は、宮城県角田工場のマスク生産ライン稼働に伴い、国内生産が開始されたもの。不織布マスクにおける中国一国依存脱却に向けた一歩ともいえる新商品だ。
独自開発の“特殊ナノファイバー加工”を採用しているのが特徴。この加工を施した中間層により、口元の温度上昇を従来品比で約半分に抑え、着用時の息苦しさや蒸れを緩和する。ランニングや登山、満員電車の車内などの多様なシーンで利用でき、夏場や梅雨などマスクの着用で不快感を感じる時期にも快適に使用可能とした。


フィルターは太い繊維と細い繊維を重ねて成形することで空気の通り道の確保と捕集性能の高さを両立。花粉・ウイルス飛沫などを99%カットする性能を保ちつつ、息のしやすいマスクとされた。

捕集性能と息のしやすさを両立
個包装で衛生的に持運べるのも、「ナノエアーマスク」の特徴のひとつだ。

サイズは「ふつう」「小さめ」の2種。参考価格は7枚入りで498円(消費税抜)。なお販売開始は「ふつう」サイズは6月中旬だが、「小さめ」サイズは9月となる予定。
